| 砂防防災情報 （警戒体制）西根高倉山土砂災害について（第１６報） |
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4月20日、岩手県雫石町西根高倉山国有林野内(葛根田地区)で発生した土砂崩落に関して、5月2日より遠隔監視を開始しておりますが、現在まで大きな変状は確認されておりません。 5月1日より、国土交通省岩手河川国道事務所では葛根田川の土砂撤去の為、応急対策工事に着手しており、現在土砂運搬用の作業通路造成を行っております。林野庁盛岡森林管理署では、5月2日に採択された応急対策について機材の設置準備、登坂路造成準備を進めております。 また、5月11日に専門家による防災ヘリコプター（東北地方整備局所有）からの調査と現地踏査による調査を実施し、調査結果について同日（5/11）16時より記者レクを開催し報告することとしました。 今後も、岩手河川国道事務所、盛岡森林管理署、岩手県が連携して24時間の監視体制を継続するとともに、災害復旧の早期進捗に努めて参ります。 |
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１．現地の監視状況 ５月２日より遠隔監視を開始し、これまで累計24mmの降雨を観測し ているものの、これまでのところ大きな変状は確認されておりませ ん。 ２．これまで対応状況 ○国土交通省岩手河川国道事務所では、５月１日に着手した葛根田 川の土砂撤去の応急対策工事を 継続しており、土砂運搬のための 作業通路の造成を行っております。 ○林野庁盛岡森林管理署では、５月２日に採択された応急対策につ いて準備（機材の設置準備・登坂路造成準備）を進めております。 ３．専門家による現地調査及び記者レクの開催について ○崩壊斜面滑落崖上部の積雪がほぼ融解したことを受けて、５月 １１日（日）、（独）土木研究所土砂管理研究グループの藤澤上席 研究員が来訪し、防災ヘリコプター（みちのく号）による上空から の調査及び現地踏査による調査を実施します。 ○調査結果について、同日以下概要にて記者レクを開催し皆様にも ご報告します。 現地調査概要 日 時：平成20年5月11日（日） 9:00 ～ 防災ヘリコプターみちのく号による 上空からの調査 10:50～ 現地踏査 参加機関：（独）土木研究所、東北地方整備局 岩手河川国道事務所、岩手県、雫石町 記者レク開催概要 日 時：平成20年5月11日（日)16:00～ 場 所：岩手河川国道事務所（盛岡市上田４丁目２－２） ２階 大会議室 説 明 者：（独）土木研究所 藤澤上席研究官他 ※ 事前登録の必要はございません。 ４．今後の予定 ○遠隔監視による２４時間観測を継続します。 ※伸縮計、ワイヤーセンサー等による観測機器のほか、近傍の水 位計・雨量計等による遠隔監視を継続実施します。 ※なお、これらの情報は、盛岡森林管理署、岩手県、雫石町、東 北電力(株)、東北水力地熱(株)にも情報提供されています。 ※災害対策車や監視カメラ等についても、継続配備します。 ○応急対策工事を継続実施します。 ※国土交通省岩手河川国道事務所では、葛根田川の土砂撤去の応 急対策工事を継続実施しておりますが、これと並行して５月１２ 日から土砂撤去の際に支障となるパイプライン（河川に倒壊した 熱水管）の撤去に着手します。 ※林野庁盛岡森林管理署では、上部排土の応急対策を５月１２日 より着手（機材の搬入等）します。 ５．岩手河川国道事務所の体制状況 ○平成２０年 ４月２１日 １３時２０分～ 土砂災害対策支部 警戒体制 ○平成２０年 ４月２１日 １７時３０分～ 土砂災害対策支部 非常体制 ○平成２０年 ５月 ２日 １５時００分～ 土砂災害対策支部 警戒体制 【葛根田川の河道内堆積土砂応急対策状況】  (316KB)＜発表記者会：岩手県政記者クラブ＞ |