関東・東北地方を中心に全国140箇所で堤防が決壊。 丸森では600ミリを超える記録的な大雨により、阿武隈川（宮城県・福島県）や鳴瀬川水系吉田川などの35の観測所で観測史上最高の水位を記録。

• 気象概要：
  台風第19号の影響により、10月10日から13日までの総降水量が、神奈川県箱根で1000ミリに達し、東日本を中心に17地点で500ミリを超えた。特に、東日本や東北地方の多くの地点で3、6、12、24時間降水量の観測史上1位の値を更新するなど記録的な大雨となった。気象庁は、顕著な災害をもたらした台風第19号について、災害の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的として「令和元年東日本台風」と名称を定めた。
  （出典：平成31年・令和元年（2019年）全国災害時気象概況［気象庁］
• 被害概要：
  岩手県／死者 3人、全半壊 834棟、一部破損 859棟、床上床下浸水 1,086棟
  宮城県／死者行方不明 22人、全半壊 3,551棟、一部破損 2,522棟、床上床下浸水 13,704棟
  山形県／全半壊 8棟、一部破損 33棟、床上床下浸水 164棟
  福島県／死者 38人、全半壊 13,401棟、一部破損 6,128棟、床上床下浸水 1,454棟
  （出典：令和元年東日本台風及び前線による大雨による被害及び消防機関等の対応状況（第67報）［消防庁応急対策室］）

関連事業等

・阿武隈川緊急治水対策プロジェクト（国）［福島河川国道事務所］
・阿武隈川緊急治水対策プロジェクト（国）［仙台河川国道事務所］
・吉田川・新たな水害に強いまちづくりプロジェクト（国）［北上川下流河川事務所］
・阿武隈川水系直轄特定緊急砂防事業（国）［宮城南部復興事務所］
・国道349号丸森地区災害復旧事業（直轄権限代行） ［宮城南部復興事務所］