ホーム > インフォメーション タイトル一覧 > インフォメーション 2002年(平成14年)09月24日

『共生の郷 メダカ郷和国』 開園
参加者の皆さんに説明
メダカ捕獲に出発!
 平成14年9月24日

 この度、国士交通省青森河川国道事務所が青森環状道路事業に伴うメダカ保全対策の一端として整備してきましたビオトープ『共生の郷メダカ郷和国』が開園いたしました。

 共生の郷の完成までには、これまでにお知らせしてきたように、市民の代表の方々によるワ一クショップにて設計を行ない、去る9月3日には第一回公開作業として植物移植が行なわれました。また、平成12年8月29日には、原別小学校の三年生の児童たちの協力を得て「メダカ救出大作戦」も行ないました。今回、その当時と同じ児童たちの協力を得て、周辺のメダカの捕獲及び共生の郷への放流が行われました。

 9月24日当日の悪天候のために、残念ながらテープカット等の開園式典は中止となってしまいましたが、原別小学校児童たちによるメダカの捕獲と、共生の郷への放流は無事に執り行われました。

開園当日の様子

 9月24日開園当日には、原別小学校の児童たち90名と引率の先生方、メダカ対策検討懇談会委員、ワークショップメンバー、当事務所職員、そして地域のみなさんの総勢130名が現地に集合しました。

 開園に併せて執り行われるメダカ捕獲について、佐原教授から集合したみなさんに説明が行われ、各班に分かれて付近の休耕地でのメダカの捕獲に向かいました。
そっと用水路を覗きます
メダカはとれたかな?
 到着した休耕地のあぜ道から、そっと水路を覗き込んでメダカを探します。「あ!メダカだ!」「こっちこっち!」「どこどこ?」あちらこちらで声が挙がり、手にした捕獲網を水中に差し入れます。最初は要領を得ずに戸惑っていた児童たちも徐々に慣れ、メダカをバケツにすくい上げていました。
あ!メダカだ! みんな一所懸命
 メダカの捕獲作業も順調に行われ、そろそろ捕獲終了予定時間になろうかという頃、空を厚く覆い始めていた雲から、ポツリポツリと雨が落ちてきました。

 すぐさま捕獲の終了が告げられ、共生の郷そばの高架下で雨を避けましたが、雷を伴なう強い雨となってしまいました。残念ながら、テープカット等の開園式典は中止することとなり、また安全のために、児童たちの放流作業への参加を取り止めることとしました。

 バスで帰る児童たちを見送った後に、現場に残ったワークショップメンバー等で捕獲したメダカたちを共生の郷へ無事に放流することができました。

 参加された皆さん、雨の中本当にありがとうございました。

 まだ至らぬ点のあるビオトープではありますが、今後とも皆さんのご意見でより良いものにしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
突然の雷雨で雨宿り
さあ、ここなら安心だよ


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