なつかしの雄物川
なつかしの雄物川
私たちの暮らしにうるおいと恵みを与えてくれる、ふるさとの川「雄物川」。流路の変遷から見える、流域の暮らしの移り変わり。そこに重なる思い出をたどってみませんか?
雄物川河口
この区間は、大正6年の着工から昭和13年のまでの22年間の長い歳月を費やし人工的に川を掘った放水路区間です。この写真は放水路掘削後10年後の写真です。河岸には根固工や護岸工が整備されていないため、河岸の洗掘が見られる箇所が見受けられます。
昭和23年撮影
現在では、河岸洗掘箇所に根固工や護岸工が整備され、昔に比べより安全な河道になっています。また、高水数には水辺に親しんで頂く施設として、平成9年に河川公園「水辺の広場」が整備されています。その他に、「雄物新橋」が昭和38年に「雄物大橋」が昭和61年に整備され沿川住民の生活環境の向上に役立っています。
平成11年撮影
秋田市、岩見川合流点(河口より約8km上流)
昔と今と比べてみると、河道の大きな変動は見られませんが、沿川地区で多く家屋が張り付いているのがわかります。昭和47年7月や昭和62年8月等の洪水で河岸が洗掘されましたが、その後河岸に根固工や護岸工が整備され、より安全な河道になっています。
昭和23年撮影
平成11年撮影
秋田市雄和平尾島(河口より約20km上流)
昔と今を比べてみると、この写真では河道の大きな変動は見られません。昭和47年7月や昭和62年8月等の洪水で河岸が洗掘されましたが、その後河岸に根固工や護岸工が整備され、より安全な河道になっています。
昭和23年撮影
平成11年撮影
秋田市雄和新波(河口より約29km上流)
昔と今を比べてみると、この写真では河道の大きな変化は見られません。昭和47年7月や昭和62年8月等の洪水で河岸が洗掘されましたが、その後河岸に根固工や護岸工が整備され、より安全な河道になっています。その他に「新波橋」が昭和50年に整備され沿川住民の生活環境の向上に役立っています。
昭和23年撮影
平成11年撮影
淀川合流点(河口より約31km上流)
昔と今を比べてみると雄物川本川では、河岸洗掘されている箇所が見られますが、現在では洗掘箇所に護岸工が整備され河岸が洗掘されにくくなっています。また、淀川では流路が鋭角に変化しているのがわかります。その他に、協雄大橋が平成元年に整備され沿川住民の生活環境の向上に役立っています。
昭和23年撮影
平成11年撮影