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除雪について学ぼう

除雪の種類

雪の降り具合や積もり具合に合わせた除雪作業をしています。

新雪除雪(しんせつじょせつ)

作業内容 道路上に雪が降り積もり、交通への障害や危険を取りのぞくために行う基本的な除雪です。
作業の基準 降雪深が5cm~10cm程度になり、ひきつづき降雪が予想されるときに行います。
働く車 除雪トラック
除雪グレーダ 

 

路面整正(ろめんせいせい)

作業内容 道路の路面にわだち(雪道にできる車のタイヤあと)が発生したり、でこぼこ状態になった場合に路面を平らに整えます。
作業の基準 圧雪状態から交通の支障となる路面のでこぼこの発生が予想されるときに行います。
働く車 除雪グレーダ

 

拡幅除雪(かくふくじょせつ)

作業内容 道路の除雪をした後、寄せた雪でせまくなった車道の幅を広げます。この作業は、次に除雪をするときに雪を寄せるスペース(堆雪幅:たいせつはば)をつくることにもつながります。
働く車 ロータリ除雪車 

 

凍結抑制剤散布防滑処理(とうけつよくせいざいさんぷぼうかつしょり)

作業内容 気温が低くなり路面が凍ってスリップなどの交通の危険が予想されるときに、凍結抑制剤(※)を道路にまいて、道路が凍らないようにして安全を高めます。
作業の基準 路面が凍結または凍結の可能性があり、交通に支障が予想されるときに行います。
働く車 凍結抑制剤散布車 

 

※凍結抑制剤とは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムなどの塩類でできた薬剤です。塩類は水と混ざるときに発熱するので、凍った路面が溶けます。また、溶けた水も塩水になり、凝固点(氷になる温度)が下がって再び路面が凍りにくくなります。

特に散布が必要な区間
 橋梁、交差点や横断歩道付近、局部的な日かげ、曲線半径の小さいカーブ
一般に散布が必要な区間
 急勾配(坂)のところや長い勾配区間、積もった雪が溶けて凍りそうなところ
交通状況や地域条件によって散布を考慮する区間
 道路の幅がせまくなる区間、強風区間、バス停付近、路面のでこぼこ区間

 

運搬排雪(うんぱんはいせつ)

作業内容 道路わきに積み上げた雪(雪堤)が多くなり、車道のはば(幅員)や雪をよせるスペース(堆雪帯)が必要なときに、雪をトラックで運んでその場所からなくします。
作業の基準 雪堤が大きくなり、次の堆雪スペースがなくなったときに行います。
働く車 ロータリ除雪車
ダンプトラック 

 

歩道除雪(ほどうじょせつ)

作業内容 降雪や積もった雪などで歩道が歩きにくくなったときに、除雪します。
作業の基準 降った雪の量が深さ10cm以上になって歩道を歩くのが大変なときや、車道の除雪作業との関連で行います。
働く車 小型除雪車(歩道除雪車) 

 

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