成瀬ダムQ&A ~よくある質問~
Q2-3 |
成瀬ダムの地盤は、安全なのですか? |
回答 | 成瀬ダム建設予定地の地盤調査については、国土交通省河川砂防技術基準調査編(平成26年度4月改訂版)
や貯水池周辺の地すべり調査と対策(平成22年12月改訂版)等に基づき、専門家のご意見を伺いながら、
ダム建設予定地の調査ボーリング※1、調査横坑※2、第四紀断層※3調査など多くの地質調査を行っています。 これらから得られた地質情報より地質構造を把握し、ダムの基礎岩盤としての評価を行い、ダムを築造するための 十分な強度を有しており、ダムを安全に保つ地盤であることを確認しています。 |
※1調査ボーリング
基礎地盤の調査の基本となる手段である。ボーリングマシンによって地盤に孔(あな)をあけ、そこにある表土や岩を採取する。
この採取した試料より地盤の構成などがわかります。
※2調査横坑(ちょうさおうこう)
ダム建設予定地や材料山において、地盤や岩盤の構成や状況を実際に目で見て確認するためや、岩盤の試験を行うために掘削した、
小断面の横穴のことをいいます。長いもので、100m~200mも掘削して調査することもあります。
※3第四紀断層
地質時代の第四紀(約170万年前~現在)に活動した断層で、その内、後期(約50万年前~現在)に繰り返し活動し、最新活動時期が
10万年程度よりも新しく、今後も活動する可能性がある断層は、活断層と呼ばれます。なお、第四紀断層であっても、活断層でなければ、
ダム建設に支障はありません。