豪雪地帯の成瀬ダムはダムのメイン工事が冬期休工中ですが、CSGやコンクリートなどの材料を製造するプラント設備などの保全のため除雪作業を行っております。
今回は、臨時安全パトロールに同行し、現場の除雪作業や積雪状況を取材してきました!
現場へ行く前に、堤体打設JV事務所で点検箇所の説明を受けます。 椿台にある事務所は2階まで雪が積もり、車はかまくら状態(*_*) 現場へ向かう道中も、一面真っ白です! |
取材日(1月13日)の椿台の積雪深は146㎝でしたが、2月7日にはなんと277㎝に達しました!
DX LABOも雪に備えて、がっちり冬囲いされています |
最初に到着したのは、右岸側の監査廊入り口。
監査廊全体をシートを2重にしてふさいでおり、中の気温は8℃~10℃くらいと自然な温かさ!
外がとっても寒いので、より温かく感じました(*^_^*)
顔認証システムが導入されていて、ここから先は限られた人しか入れません。 中は雪の影響がないので、冬期も工事を行っているそうです! しかも、ヒーターなどで暖めていないとのこと。 セメントが固まる時に水と化学反応して熱を出すからなんだそうです! |
プラント内にある堤体2次ストックヤード(夏場は石を置いておく場所)では、散水車でお湯をまいて雪を溶かしていました! 積雪の状態によってはガスバーナーを使うこともあるそうです。 |
さて、こんな極寒な場所でどうやってお湯を用意しているのでしょうか? その答えは・・・↓ |
プラント内にあるバッチャー(コンクリートを製造する施設)にボイラーが設備されていて、そこでお湯を沸かしているそうです! 工事中、気温が低い時にコンクリートを練るための水を温める際に使うボイラーを冬はお湯を沸かすのに活用しているそうです(^-^)g“” |
バッチャーで沸かしたお湯は ←の水槽に保管され、散水車に配給されます。 水槽は、貯めたお湯が冷めないように保温材で囲われています(*^_^*) |
現場内は標高が高いこともあり天気が変わりやすく、急に吹雪になることも
風が冷たくとても寒い:;(∩´﹏`∩);:
写真でもうっすらと降雪が確認できます。
遠くに見えるのはCSGプラントの除雪に使う放水銃。約40℃のお湯で雪を溶かすそうです!
最後は骨材製造プラントへ
昨年の大雪でベルトコンベアの一部が破損してしまった為、今年は人が歩く箇所(底の部分)を跳ね上げて(写真左)、雪が自然に落ちるようしっかり対策しているそうです(*^_^*)
冬期期間の工事現場は普段は見ることができないので、貴重な見学となりました!
少しの間、外で取材するだけでも凍える寒さ・・・雪深い東成瀬での冬場の作業が雪と寒さでどれほど大変か実感しました(>_<) 暖かい春が待ち遠しいですね✿