福島河川国道事務所では、沿道環境改善事業の一環として一般国道13号福島西道路において騒音対策のための「透光型遮音壁」を平成14年度〜平成15年度に設置しました。
遮音壁設置後、騒音低減効果を検証するために設置前と設置後に騒音調査を行いました。
また、沿道住民の皆様が遮音壁設置前と比べ、どのように感じられているかについてアンケート調査も合わせて実施しております。騒音調査の測定及びアンケートの集計結果等については次のとおりです。 |
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(1)工事概要 |
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工事概要は以下のとおりで施工区間は福島市南沢又地内から泉地内までです。なお、設置した遮音壁は、清掃などの維持管理の軽減を図るために、光を浴びることにより付着した汚れを雨で流す働き(光触媒)をもたせて常にきれいな状態を保つことができるコーティングを施したパネルを使用しており、東北では2番目(1番目は一般国道4号盛岡バイパス 施工延長1.7km)に採用されました。
・平成14年度福島地区遮音壁設置工事
施工期間:H15.3.26〜H15.12.26
施工箇所 上記施工区間 上り線側 遮音壁 346m(H=2.0m)
・平成15年度福島地区遮音壁設置工事
施工期間:H15.9.30〜H16.2.27
施工箇所 上記施工区間 下り線側 遮音壁 331m(H=2.0m) |
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(2)騒音測定結果について |
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遮音壁設置前後の騒音測定結果については資料ー1のとおりです。
設置後の騒音レベルは、道路境界において、多くの地点で静かになったことが知覚できる3〜5dB以上の騒音低減効果が確認されました。また、すべての測定箇所で、昼間、夜間とも環境基準を4dB以上下回っています。
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(3)住民アンケート調査の集計結果について |
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住民アンケート調査の集計結果については資料ー2のとおりです。
自宅前については71%、自宅内(1階)については76%の方が「以前より静かになった」と回答しており、効果があったものと思われます。
また、遮音壁の設置については、71%の方が「満足している」、形状やデザインについては71%の方が「設置したものでよい」と回答しており、沿道住民の皆様にも好意的に受け入れられているものと考えられます。 |
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