平成23年3月17日(木)
国道4号を利用される皆様へ
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岩手から仙台までの国道4号は、一部復旧作業による規制があるかと思われますが通行可能です。
しかしながら、当所管内ではガソリンスタンド周辺の渋滞により除雪作業、緊急車両や物資運搬車両の通行に支障が生じている状態です。
現在、国道4号は東北の南北を貫く唯一と言っていい生命線、決して通行を滞らせることのできない道路です。
被災地救援、物資輸送を円滑に行うため、道路利用者の皆様には冷静に行動していただくよう、伏してお願い申し上げます。
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平成23年3月11日(金)
凍結抑制ちょっと詳しく
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3月とはいえ、寒い日が続いています。水国でも薬剤散布などの除雪体制を継続しています。
薬剤散布については出張所へ問い合わせのお電話をいただくこともありますので、少し詳しくご説明します。
まず、散布しているのは融雪剤(塩化カルシウム)ではなく、路面が凍りにくくなる「凍結抑制剤」(塩化ナトリウム)です。
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散布車いっぱいに積まれた凍結抑制剤 |
高速道路とちがい、全線への薬剤散布は行っていません。凍りやすいところや凍ると危険なところへ、1uあたり約15g(大さじ1杯程度)を散布しています。
一回の散布で(気象状況によりますが)効果が数時間続くため、そのぶん散布間隔も空いています。
道路への塩分残存はわずかです。4号を走れば車が錆だらけ、ということはありませんが影響ゼロとは言い切れませんので、洗車は適宜していただいた方がいいと思います。
凍結抑制剤散布車は下写真の薬剤積み込みなど、出動準備には1時間近くかかります。急な大雪の時など「はやく出動しなくては!」と気は急くのですが、安全のために慎重に作業せざるを得ません。
出動が遅くならないよう、気象予測とにらめっこの毎日です。早く春が来ますように! |
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吊り下げた袋から塩を落とします。 塊にならないよう金網でふるいにかけます。 |
残すともったいない! きっちり使いきります。 |
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高低差を利用してザザーっと。 |
最後は人力でならします。 |
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地震は本当に急にやってきますね。大きな被害を受けた方がいなければいいのですが…。
3月9日午前11時45分ころ、三陸沖を震源とする地震により岩手河川国道事務所管内全域で震度4が観測されました。
水国では地震発生後直ちに4班体制(通常の道路巡回は1班体制)で管内道路の緊急巡回を行いました。
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巡回を終えたパトロールカー、緊急巡回中は 写真を撮る時間もありませんでした…。 |
巡回の結果、管内の道路や橋梁、横断歩道橋、地下道などに被害は確認されませんでした。 明日以降の道路巡回においても、隠れた損傷等がないか引き続き確認していきます。
国土交通省で管理している国道では、震度4以上の大きな地震や大雨、台風などの災害発生が懸念される時には管内の緊急巡回を実施し、被害発生の有無や被災状況の確認を行っています。
当出張所においても、こういった時こそ冷静に、そして速やかに管内の状況を把握できるよう努めています。道路利用者の皆さんが安心して通行できる国道4号であるよう、今後とも気を引き締めていきます!
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平成23年3月4日(金)
完成しました! 〜和賀大橋塗装工事〜
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和賀大橋塗装工事、完成しました!
2月21日(月)、工事が設計どおりに仕上がっているかの検査を受け、無事合格。
昨年3月から施工していた工事がついに 完成しました。
遠目には工事前との違いがほとんど(というより全然…)分からないと思いますが、より錆に強く、長く使える橋に生まれ変わりました。
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和賀大橋。見た目は工事前と同じです。 |
橋の内部にある鋼材部分は、下の写真のように塗り直しをしています。
防錆効果のある塗料を使用したので、今後30年ほどは錆による損傷とは無縁(のはず)です!
夏は酷暑、冬は厳寒という悪条件下の工事でしたが、事故もなく無事に施工を終えることができ、ほっとしています。
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錆が浮いていましたが… |
こんなに綺麗に塗り直しました! |
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