■事業の概要 |
一般国道13号は、福島県を起点として山形市、新庄市、湯沢市、横手市等の主要都市を経て秋田市に至る、総延長303.7kmの主要幹線道路として重要な役割を果たしています。 しかし、湯沢市の市街地及び横手市南部の柳田~安田地区を中心として、近年の交通量の増加と車輌の大型化等による交通混雑、並びに渋滞が慢性化し、特に冬期間の交通渋滞が甚だしくなっております。また、沿道の生活環境の悪化等、一般国道13号の通行困難な部分となっています。 このような諸問題を解消するため、昭和59年度に横手南バイパス(L=8.6km)、昭和60年度に湯沢バイパス(L=9.0km)の建設事業に着手しました。 その後、第四次全国総合開発計画(昭和62年6月30日閣議決定)において高規格幹線道路網計画が策定され、同年9月には東北中央自動車道(相馬市~横手市間)が国土開発幹線自動車道の予定路線に編入されました。そこで、一日も早い高速交通体系の実現を図るため、既に事業中の両バイパスを湯沢横手道路と事業名を変更し、国幹道密接関連継続事業として、高規格な道路としての機能を持たせ活用を図るものとして、整備を進めています。 湯沢横手道路のうち横手I.C以北については、東北横断自動車道(秋田~横手間)の供用に併せ、現一般国道13号へのアクセス道(自動車専用道路及び一般国道)として平成3年7月に供用しています。また十文字I.C~横手I.C間は平成6年11月に、湯沢I.C~十文字I.C間は平成9年6月に、三関I.C~湯沢I.C間は平成16年7月に供用しました。 |
■三関I.C~湯沢I.C間の開通で国道13号も渋滞緩和 |
湯沢市中心部の国道13号2車線には、1日あたり約2万台の交通が集中しています。さらに国道398号交差点から湯沢I.Cに向かう、クランク交通も発生していました。 この度の湯沢横手道路三関I.C~湯沢I.C間を暫定2車線供用により、湯沢市中心部国道13号の交通量が約3割減となり、渋滞の緩和が期待されます。 |
混雑する国道398号交差点 |
■三関I.C~湯沢I.C区間供用による効果 |
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■三関I.C~湯沢I.Cの工事の特徴 |
環境 |
雄湯郷整備の建設発生土を盛土材としてリサイクルしています。他に間伐材、再生採石、再生アスファルトなどを使用しています。 |
安全 |
広角プリズム型の案内標識を採用し、夜間見やすい標識としています。他に一般交通の規制を極力しないよう、推進工法等を採用しています。 |
地域との対話 |
住民アンケート、景観検討会を開催し、住民の意見を聞きながら、工事を進めてきました。 |
広報 |
工事情報について、FMラジオ、看板などで広報し、透明性の高い工事を進めてきました。 |