
ダムには目視で水位がわかるように、
『量水標』という目盛りを設置しています。

玉川ダムの量水標は上から赤・黄・青の順で色分けをしており、
それぞれ下表のとおりの水位を表しています。
赤 | 洪水時最高水位以上 |
黄 | 洪水時最高水位以下 |
青 | 平常時最高貯水位以下 |
洪水時最高水位 : 洪水が発生した際に、一時的に貯水池に貯められる
最高の水位です。平常時最高貯水位 : 利水に使用することを目的として
貯水池に貯められる最高の水位です。洪水貯留準備水位 : 洪水が発生しやすい時期(玉川ダムの場合は6月16日~
9月30日)に貯水位をこの水位まで下げておくことで、
洪水調節に使える容量を確保し、洪水に備えています。最 低 水 位 : ダム貯水池運用で想定している最も低い標高の水位です。
青の区間は水に触れる期間が長いため、
波や浮遊物の影響で
赤・黄の区間より早く表示が見えにくくなってしまいます。
そのため、今回はE.L.391m~E.L.397m下までの
青の区間の張り替えを行いました。
こちらが新しい量水標です!
古い量水標をはがし、新しい量水標をボルトで固定していきます。
今回交換した青の区間は低い位置となるため、湖面近くの作業となりました。
張り替えた部分との境目がくっきり!
こちらが撤去した量水標。
長い間水に触れていた跡が残っています。
ダムの水位は天候だけでなく、時期によっても調整しています。
ぜひ量水標もご覧になってみてくださいね♪
~11月8日・9日・25日撮影~
ダムの貯水位は、洪水調節・利水補給など運用上重要な情報です。普段、貯水位は水位センサーにより自動観測されていますが、量水標はこの水位センサーの誤差の確認や、万が一水位センサーが壊れた時でも水位が確認できるよう設置されています。 ダムのデータへ |