高瀬川流域の生物
概要
小川原湖および小川原湖から流出する高瀬川ならびにその周辺にはすぐれた自然が良好に保存されており、
ますます文明化が進みつつある現代社会において，自然のうるおいとふれあうことのできる貴重な場となっています
小川原湖およびその周辺地域を生活の場としているものの中の一部であり、
これらの生き物たちを通じて小川原湖の姿をより理解していただければ幸いです。（ほんの一部をご紹介いたします。）
小川原湖及び周辺の鳥たち
カイツブリ
潜水の名人。
水草を集めて水面に浮巣を作る。
カンムリカイツブリ
春から夏にかけて繁殖する。
市柳沼と田面木沼が日本唯一の
繁殖地である。
オオハクチョウ
コハクチョウとともに県の天然記念物。
黒っぽい２羽は若鶏。
コハクチョウ
オオハクチョウより小柄でくちばしの
黄色い部分がオオハクチョウに
比べて小さい。
小川原湖及び周辺の魚たち
ウナギ
日本南方の太平洋で生まれ、
はるばる旅をして小川原湖まで
やってきます。
ワカサギ
湖岸や流入河川で春に生まれ、
湖内で越冬し一部は海に下る。
シラウオ
透き通るような繊細な姿と上品な
味の良さは小川原湖の魚たちの
代表選手。
ウグイ
産卵期には鮮やかな朱色の
３本線が現れる。
コイ
のどに歯がありシジミを噛み砕く
音が聞こえることがあるという。
ゲンゴロウブナ
昭和２７年、２８年に北海道から
移入され、今では小川原湖に
定着している。
小川原湖及び周辺の植物たち
ヒシ
ひし形の葉が水面に浮き、
白い花が咲く。
湖南部、姉沼に多く分布する。
マツモ
葉は細かく分かれている。
キンギョモとも呼ばれ、
湖南西部、内沼に多く分布する。
ヒツジグサ
花は正午頃から開き、
夕方には閉じる。
地元ではカッパグサと呼ぶ。
ヨシ
水深２０ｃｍ位から湿地にまで
大きな群落を作る。
アサザ
キュウリの花に似た黄色い花が咲く。
日本では小川原湖が分布の北限である。
ホザキノフサモ
羽状の葉が４枚ずつ付く。
湖南西部、内沼、姉沼に多く分布する。