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月山周辺地形の特性 |
月山周辺の地質は、月山の山体崩壊により形成された第四紀火山岩屑から構成されており、脆弱な地質となっています。また雪の期間が長く、多雪により地下水への供給が長期にわたり、多雨であることから高い地下水位が形成され、月山やその西に位置する月山ダム及び南に位置する寒河江ダムを外周とする山腹斜面に、非常に多くの地すべり地形が集中しています。
月山から北西~南西側は、以東岳を源流とする赤川流域で、月山西側の標高300~1000m程度の山間部に大網、田麦俣、湯殿山地区が位置しており、中央部を深く開析して流下する田麦川の両岸に大小の地すべり地形が数多く存在しています。
また月山から南西~南側は、大朝日岳を源流とする寒河江川流域で、月山南山麓の標高400~1200mの山間部に志津地区が位置しており、大越川、四ツ谷川及び月山から湯殿山にいたる山頂稜線にそって地すべり地形が分布し、火山地形特有の緩斜面地形が形成されています。 |
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