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過去の出水 |
昭和42年8月28日洪水(羽越水害)
低気圧に伴う前線の影響により飯豊・朝日山系を中心に未曾有の集中豪雨となり、最上川の水位も急激に上昇し、次々と警戒水位を突破・氾濫しました。置賜地方全域から村山地方にかけて死者8人、負傷者137人、家屋流失167戸、床上浸水10,818戸、床下浸水11,066戸、農地等の浸水13,180haの大災害となりました。 |
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最上川 昭和42年8月29日
(大石田町豊田地区) |
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昭和44年8月8日洪水
低気圧に伴う前線の影響により最上・庄内地方を中心に激しい雨に見舞われ、最上川は急激に水位が上昇し、中流部から下流部では昭和42年8月の羽越豪雨以上の水位を記録しました。庄内・最上地方を中心に死者1人、負傷者10人、家屋の全壊流失15戸、半壊床上浸水1,210戸、床下浸水2,577戸、農地等の浸水約19,700haの大災害となりました。 |
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最上川 昭和44年8月日
(戸沢村古口地区) |
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昭和50年8月洪水(真室川災害)
昭和50年8月5日から6日にかけて、寒冷前線に伴い鮭川上流域を中心とする山形県北部地方で豪雨に見舞われました。このため、8月6日未明から鮭川、真室川、金山川等で水位が上昇。真室川の新橋観測所では13時30分に計画高水位を越え、その後氾濫しました。この豪雨による被害は、鮭川流域に集中し、流域の中心地である真室川町は、一瞬のうち町の3分の1が濁流にのみ込まれ、死者4人、負傷者24人、行方不明1人をはじめ、家屋全壊53戸、半壊62戸、床上浸水331戸、床下浸水457戸、耕地等の冠水3,407haに及ぶ、被害総額約99億円に達する激甚的な災害となりました。 |
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真室川 昭和50年8月6日
(真室川町新町地区) |
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平成9年6月洪水
梅雨前線と台風8号の影響などで6月27日夕方から降り続いた大雨により、最上川中流部の水位は、28日朝から上昇し、各水位観測所(大石田、掘内 、清水、本合海、古口)では、警戒水位を超えて上昇、 各地で浸水被害や 堤防の法崩れ等河川被害(16箇所)が発生しました。この災害は最上川中流部(大石田町~戸沢村)の水位規模でみると、昭和42年8月28日洪水(羽越豪雨)、昭和44年8月8日洪水に匹敵する大洪水となりましたが、上流の寒河江ダム・大久保遊水池などによる洪水調節効果や河川改修の整備効果、各水防団の水防作業により、これら洪水等に比べ、被害を少なく押さえることができました。 |
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平成16年7月洪水
東北地方南部に停帯する梅雨前線の活発化に伴い、山形県内では7月17日未明から雨が 降り出し、特に最上地方の鮭川流域では大雨となりました。この雨により、 鮭川の真木観測所では既往最高の水位を記録したほか、八千代橋 観測所では計画高水位を超える出水となりました。このため、鮭川の観音寺地区では越水により破堤したほか、各地で内水や洗掘などの被害が発生し、鮭川流域では昭和50年8月の真室川災害以来の災害となりました。 |
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鮭川 平成16年7月17日
(鮭川村観音寺地区の破堤箇所) |
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平成25年7月洪水
東北地方に停滞した低気圧に向かう暖かく湿った空気や、上空の寒気の影響で雨域が山形県を通過し最上川上流域で記録的な大雨となりました。この雨により大石田水位観測所では、昭和42年8月の羽越水害に次ぐ水位を記録する規模の出水となり、新庄河川事務所管内では、床上浸水1戸、床下浸水8戸の被害が発生するなどの災害となりました。 |
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最上川 平成25年7月18日
(戸沢村金打坊地区) |
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