いざという時に備え、角田市で水防訓練を実施

7月14日(日)に 角田市主催の水防訓練が阿武隈川で行われました。

この水防訓練は、集中豪雨や台風による増水期を迎えるにあたり、
水防団員の士気や水防技術の向上を目指し、毎年行われています。
また、地域のみなさんに水防の重要性と水防に関する考え方の普及を行い、
水防に対してのご理解とご協力をしていただくことも目的としています。

今回は、角田市、角田市消防団、
仙南地域広域行政事務組合角田消防署の機関が訓練に参加しました。

【訓練内容】
基礎訓練
・なわ結び
・土のう作り

技術講習
・シート張り工法
・積み土のう工法
・月の輪工法

以上の工程を、参加者全員で取り組みました。

●水防訓練の様子

阿武隈川下流に水防団約170名が集結!



【基礎訓練】
・なわ結び
水防工法で使用する結び方を、一列に並び練習します。


・土のう作り


水防工法で使用する土のう。
袋に砂を入れ、土のうを大量に作っていきます。






【技術講習】
・シート張り工法



<どんな時に行うか?>
水流で堤防法面が崩れてきた時

<効果>
法面が崩れるのを防ぎます



シートにパイプと土のうを着けていきます
打ち込んだ杭にロープを結びつけ、シートを法面に広げれば完成


・積み土嚢工法


<どんな時に行うか?>
洪水が堤防を超えるおそれがある時
堤防以外でも、水が浸入しないよう、家先などに設置する場合もあります

<効果>
越水を防ぎます
※越水・・・洪水が堤防を越えること

土のうを積み上げて・・
シートを巻き上げて完成


・月の輪工法



<どんな時に行うか?>
川裏で漏水が発生した時

<効果>
漏水箇所周辺に、土のうを月の輪状に積上げ水深を保つことにより、
川側との水位差を小さくして漏水量の増加を抑えます

漏水箇所を囲むように、土のうを半月状に積み上げていきます



参加者のみなさま、大変お疲れ様でした!