堤防上のイタドリの減衰調査を実施 |
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堤防の斜面に生えている芝は、土でできている堤防を
降雨や洪水による侵食から守る役割をもっています。
しかし、芝と一緒に自生している「イタドリ」によって芝が枯れてしまうため、
イタドリの刈り取りを行っています。
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【イタドリ】 大きいもので2m以上にもなります! |
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このイタドリは、草丈が高く、葉が大きく、群生しています。
そのため日光がさえぎられて芝が枯れ、堤防が裸地化する原因になっています。
また、根が深く四方に長く伸びるため、堤防の空洞化を助長したり、
根をエサとするネズミやモグラが繁殖、巣穴ができることで堤防が弱体化します。
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このイタドリを効率よく刈り取るために、いくつかの刈り取り方法を行い
イタドリの減衰効果を調査しています。
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イタドリの刈り取り時期と刈り取り回数を変えた、5つのパターンで刈り取り、
イタドリの減衰効果の検証を行います。
平成23年度から開始し、検証期間は3年程度を予定しています。
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堤防斜面でイタドリが繁殖している場所を選定し、
1m×1mのコドラートという区画を5箇所設置します。
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1〜5のコドラート内のイタドリを全て刈り取り、
生えていた位置、草丈、根元の径を測り、各コドラートの減衰状況を比較していきます。
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この調査には河川水辺の国勢調査アドバイザーの先生にご協力頂いています。
今年度の調査期間は6月〜10月の間に行い、3年ほど調査が続けられます。
この調査で効果的な刈り取り方法を検討し、今後の除草に活かしていく予定です。
堤防にとって良い環境が保てるよう、調査を行ってまいりますので
ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします!
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