◎「道路ふれあい月間」(8月1日〜8月31日)とは…

 「道路ふれあい月間」は、毎年8月1日から8月31日までの1カ月間、道路を利用している国民に改めて道路とふれあい、道路の役割及び重要性を再認識していただき、さらには道路をいつくしむという道路愛護思想の普及及び道路の正しい利用の啓発を図り、道路を常に広く美しく、安全に利用する気運を高めることを目的としています。
 国土交通省ではそれまで実施されてきた「道路をまもる月間」を平成13年度に名称変更し、国民自らが道路の役割及び重要性を十分理解し、自主的かつ積極的に各種行事に参加してもらえるよう努めることとしています。
 そのため、地域住民や協賛団体の関係者等を構成員とする委員会を設置するなどして、その意向・意見を把握し、それを積極的に行事の展開に組み入れるとともに、各地域の特性に応じた行事とします。
 各種の行事は、地域住民等が主体となって実施し、道路管理者はそれに極力協力をすることで、少しでも多くの住民等に道路の正しい利用を啓発し、道路にふれあう機会を設定するような行事を展開することとしています。



◎「道の日」(8月10日)とは…
 道路は、国民経済を支え、国民生活を維持するために欠くことのできない基本的施設ですが、あまりに身近な存在であるために、その重要性が見過ごされがちです。一方、明日を目指した道路づくり、円滑な道路整備・道路管理を推進するためには、国民の理解と協力が必要です。
 昭和57年3月5日の道路審議会の建議ににおいて、「今後の道路整備を推進するにあたっては国民の理解と協力がその前提であり、そのためには…”道の日” を定めるなど道路に関する国民の関心を高める努力が必要である。」との指摘がなされ、また、昭和61年1月28日には、全国道路利用者会議から、「明日を目指した道路づくり・円滑な道路整備・道路管理を推進し、道路財源の確保等を図るためには、国民の理解と協力がその前提である。このため、”道の日”を設け、改めて道の意義・重要性に対する国民の関心と道路愛護の精神を高めることを目指した日とする。」との提言がなされました。
 これらを受けて、建設省(現国土交通省)では「道の日」の制定に向け検討を続け、昭和61年度から8月10日を「道の日」とし、道路の意義・重要性に対する国民の関心と道路愛護の精神を高めるため、国民的運動を展開することとしたものです。
 なお、8月10日を「道の日」としたのは、(1)大正9年8月10日にわが国で最初の道路整備についての長期計画である第1次道路改良計画がスタートしたこと、(2)広く一般国民に定着している「道路ふれあい月間」の期間中であることなどによります。


戻る