H19豪雨による出水

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設立経緯

 前線の影響により秋田県全域で平成19年9月15日夜から降り出した雨は、米代川全域では18日12時頃まで降り続き、北秋田市にある中森観測所においては総雨量が337mmとなりました。
 この雨により、米代川本川の上流部(鹿角市)において4箇所、支川阿仁川(北秋田市)で4箇所の堤防が決壊するほか、米代川流域の各所において、堤防越水及び無堤部からの氾濫が発生しました。また、米代川本川の下流部では、堤防設計の対象水位である計画高水位を超過した区間が約29kmに及び、いつ堤防が決壊してもおかしくない状態でありました。
 人的被害を含め、住家の全半壊及び床上床下浸水、道路の陥没や流失、橋の崩落ならびに堤防の決壊、農地の冠水による泥土等の堆積、水稲をはじめとする野菜や花き等の農作物被害、カントリーエレベーターなどの農業共同利用施設の浸水被害など、広範かつ多岐にわたり甚大な被害をもたらしております。
 そこで11月3日、安全で安心して住める地域とするため、国土交通省東北地方整備局、秋田県、米代川流域の鹿角市・大館市・北秋田市・能代市が一同に会し、『米代川の総合的な治水対策に関する懇談会』を開催しました。

 また、同日付けで「米代川の総合的な治水対策協議会」が設立され、下部組織として「総合的な治水対策」の策定、実践、フォロー等を担当する幹事会、企画計画、検討、調整等を行う実務者レベルの検討会を設置しました。
 検討会は、2月までに計4回開催し、幹事会を経て、協議会において「米代川の総合的な治水対策計画」を策定致します。


国土交通省 東北地方整備局 能代河川国道事務所
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