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7月から9月に田瀬観測所に降った雨量は昨年とほぼ同じ426mmでした。近年の10ヶ年では3番目に少ない雨量でした。 昨年、今年と少雨の年が続きました。月別に見ると、9月は例年並みでしたが、7月と8月が例年よりも少なく、 特に8月は近年の10ヶ年の中では平成18年に次ぐ少雨でした。
田瀬観測所で1mm以上の雨を観測した日数は36日で、昨年よりも8日少ない日数でした。 近年の10ヶ年の降水日数は30日から48日の間にあり、平均は36.5日となっています。
7月〜9月に期間中にダムに入ってきた水の量は約2億1千万m3で、田瀬ダムを升にして量ると約1.5杯分に相当します。 また、1日当たり東京ドーム約1.9杯分の水が入ってきたことになります。
今年の洪水期にダムからの放流を行ったのは7月の1回だけでした。これは、6月末の降雨によりダムの水位が上昇したことから行ったものです。
(注;数値は速報値であり、検証によって変わることがあります)
10月3日、田瀬釣り公園で釣り大会が開催されました。この日は曇りの1日でしたが、
県内各地から49名が参加して大人男子の部、大人女子の部、子どもの部の3部門で9時30分から11時30分までの2時間にわたって釣果を競った結果、
大人の部では男女とも奥州市からの参加者が、子どもの部では花巻市からの参加者が優勝しました。
田瀬釣り公園の釣り大会は平成6年に釣り公園がオープンしてから毎年行われているもので、今年で17回目の開催となります。
また、田瀬釣り公園では秋の釣り大会の他にも7月下旬の「森と湖に親しむ旬間」期間中には「親子釣り大会」も開催しています。
北上川ダム統合管理事務所事故防止対策協議会による「第1回県南地区安全パトロール」が10月4日に行われました。
今回の安全パトロールは「田瀬ダム管理用道路舗装工事」の現場を対象に、北上川ダム統合管理事務所職員と県南地区のダム管理支所(石淵、田瀬、湯田)の
工事の請負業者など合わせて26名が参加して行ったものです。
パトロールでは、最初に現場事務所で消火器、救急箱の設置状況や緊急時の連絡体制等について点検を行い、
その後、工事現場の点検では注意標識の設置状況や路肩部の安全処置の状況など、不安全な状態がないか点検しました。
現場の点検後は田瀬ダム管理支所で検討会を行い、工事事故を起こさないための作業方法や作業環境など、
工事の危険防止の徹底について意見を出し合いました。
北上川ダム統合管理事務所では工事事故を撲滅するために今後も安全パトロールを行うことにしています。
9月にアオコの発生が確認されたのは下図の箇所です。8月に比べて大分縮小し、白金橋付近から上流の方では発生が確認されませんでした。
発生の頻度が高かったのはダムサイト付近で、中旬頃までは頻繁に発生しましたが下旬以降は確認できない日もありました。
ダムサイト以外では横峰湾入り口付近で中旬まで発生しましたが、そのほかの場所では上旬に数回発生しました。
また、8月20日以降見られていた白色を呈したアオコは、9月6日頃を境に見られなくなりました。
この頃、日差しも涼しくなり朝晩寒くなってきました。夏も終わり秋が来て、冷え込みが増してくると紅葉が見ごろになってきますね。 田瀬は、緑がいっぱいなので紅葉も楽しめると思います。是非秋の行楽に足を運んでみて下さい。 (太田代)
北上川ダム統合管理事務所 田瀬ダム管理支所
〒028-0123 岩手県花巻市東和町田瀬39-1-3
TEL 0198-44-5211 FAX 0198-44-5752