コンジットゲートの油圧シリンダを更新する工事が始まりました


 コンジットゲートの油圧シリンダを更新する工事の現地での作業が10月の上旬から始められました。 油圧シリンダはコンジットゲートの開閉操作を行うための設備ですが、設置から50年以上経過して錆や損傷が見られるようになり、 操作に支障が生じるおそれがあることから平成23年度までに更新することにしたものです。
 今回の作業は、4門あるうちの4号ゲートが対象です。新しく製作する設備と既存の設備の寸法を合わせるために行ったもので、 油圧シリンダとボンネットカバーを取り外して細部の寸法を測定しました。油圧シリンダとボンネットカバーが取り外されるのは 昭和59年の分解整備の時以来25年ぶりのことで、慎重に作業が進められました。
 現在は工場で更新する設備の製作が行われており、今年度中には新しい設備の設置を完了することにしています。

慎重に取り外されるコンジットゲートのボンネットカバー

砥森山の登山が行われました

 11月7日日曜日に砥森山の登山が行われました。この登山は「田瀬コミュニティ会議」の呼びかけで行ったもので、 関係者や地域の方々18名が参加し、登山道の倒木状況や山頂からの眺望確保の支障となる樹木を確認し合いました。
 当日は午前9時に向田瀬から登山を開始し、約400mの標高差を約1時間半かけて登りました。山頂から見える景色は遠くの方が 霞んでいたため、花巻の町並みまでは確認することができませんでしたが、高くそびえる早池峰山や眼下に広がる田瀬湖・白金橋を 見下ろすことができ、参加された方々は紅葉に包まれながらの秋の砥森山登山を満喫しました。

砥森山とは
 かつて砥石が採れたといわれる砥森山は、田瀬湖のほとりにある標高670mの山で、対岸の中通から見ると三つの頂部を持つ山容が 田瀬湖の湖面に映えて素晴らしい景観をつくっています。
 また、山頂の砥森山神社には高さが5m程の剣が奉納されており、田瀬ふるさとカルタに『剣光り 田瀬湖を見下ろす 砥森山』と 詠まれているように、晴れた日には遠く花巻からも輝く様が見えたそうです。

10月の湖面

 

   10月のアオコの発生状況は左図のとおりです。 ダムサイト・向田瀬・田瀬小学校下・白金橋・田瀬大橋上下流・大高瀬でアオコの発生が見られました。
 主な発生状況は、ダムサイトで10月2日に雨が降った時は一時的に見えなくなりましたが、中旬までの間ほぼ毎日発生しました。 白金橋から大高瀬1号橋の間では、毎日場所を変えながら確認されました。しかし10月14日以降はアオコの発生は見られなくなりました。

今後の行事予定

田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会「地域資源活用部会」、「人づくり・連携部会」

  日時:平成21年11月30日 月曜日 13時30分〜16時00分
  場所:東和総合支所 会議室
  内容: 1 「地域資源活用部会」、「人づくり・連携部会」の構成メンバー確認
      2 情報交換(リーディング施策の取り組みについて)

田瀬湖の風景16


編集後記

 新型インフルエンザ罹患者が増加する一方、これから季節性のインフルエンザも注意しなければなりません。 予防として手洗い・うがいはもちろんですが、マスクも欠かさず付けるようにしています。
 感染予防の徹底と感染を広げない為のエチケットを一人ひとり努力することが大切だと思います。(ただ)

発  行

北上川ダム統合管理事務所 田瀬ダム管理支所
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