たんせレイクニュース48号

今年の洪水期（７月～９月）の降雨量やダム流入量、ダム放流の状況は以下のとおりです。

●降雨量：昨年の６割程度の降雨量でした

　田瀬観測所の７月～９月の雨量は４２３ｍｍでした。これは昨年の約６割強で、近年１０ヵ年の中でも３番目に少ない雨量でした。
　特に９月は、日雨量が１０ｍｍを超えるまとまった降雨がなく、１ヵ月間の雨量も３８ｍｍと９月としては平成になってからの２１年間で最も少ない雨量でした。

●降雨日数：例年よりも多い降雨日数でした

　田瀬観測所で１ｍｍ以上の降雨があった日数は４４日で、昨年よりも４日多く、近年の１０ヵ年の中では平成１５年の４８日に次いで２番目に多い日数になっています。特に７月は２２日で、例年よりも７日程度も多い降雨日数でした。

●ダム流入量：昨年の７割程度の流入量でした

　７月～９月にダムに入ってきた水の量は約１億８千万ｍ３でした。田瀬ダム約１．２杯分に相当する量になります。

●放流回数：ほぼ例年並みの放流回数でした

　７月～９月にダムから放流した回数は７月と８月の２回で、洪水調節はありませんでした。昨年、一昨年とダム放流が多い年が続きましたが、今年は例年程度となりました。

（注：数値は速報値であり、検証によって変わることがあります）

～田瀬釣り公園で釣り大会が開催されました～

　１０月４日日曜日に田瀬釣り公園で釣り大会が開催されました。この釣り大会は平成６年に釣り公園がオープンしてから毎年行われているもので、今年で１６回目の開催になります。
　秋晴れに恵まれたこの日は、県内各地から約４０人が参加して大人男子の部、大人女子の部、子どもの部の３部門で、９時３０分から１１時３０分までの２時間にわたって釣果を競いました。

～田瀬ダム水源地域ビジョン
　　　自然環境保全部会が開催されました～

　９月２４日木曜日、田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会の自然環境保全部会が開催されました。会議には事務局関係者と自然環境保全部会のメンバー合わせて２５人が参加して、今年度の活動についての情報交換を行うとともに、今後のビジョンの推進について討論しました。

～田瀬のみのりまつりが開催されました～

　　９月２７日日曜日に、今年で２回目となる「田瀬のみのりまつり」が開催されました。
　会場となった旧田瀬中学校には多くの人が訪れ、もちつき実演やジンギスカンコーナー、マツタケオークション、田瀬ダムを舞台に撮影された映画『激流』の上映会など盛りだくさんの内容で秋の一日を楽しみました。

　　９月は、ダムサイトで毎日のようにアオコの発生が見られました。中旬以降は大高瀬２号橋から白金橋下流にかけての所々で頻繁に確認され、全体的に発生した日もありました。その他に発生が確認された箇所は、横峰湾、向田瀬周辺、田瀬小学校下、白土周辺等です。状態は主に筋状の薄い緑色でしたが、風の方向や強弱によって膜状・帯状の時もあり、濃く集まっている所もありました。なお、図には短期間の発生でその後消滅した箇所も含め記載しています。

編集後記

　スポーツの秋。花巻東高校野球部員の one for all, all for one の精神と諦めない根性が、夢と感動を与えてくれました。２３日、花巻市民栄誉賞が贈られるようです。これからもっと野球をやりたい子供たちが増えそうですね。そして「信頼」の大切さ、素晴らしさを教えてくれた気がします。（ただ）

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