たんせレイクニュース42号

コンジットゲートの油圧シリンダを更新します

 田瀬ダムのコンジットゲートは設置してから50年以上経過してシリンダロッドの錆や部材の損傷が見られるようになり、このまま錆や損傷が進めばゲートの操作ができなくなりダムからの放流に支障が生じる恐れがあるため、油圧シリンダの更新を行います。
 油圧シリンダはゲートを動かすための設備で、直径が約66cm、長さが約3mの大きさです。田瀬ダムの建設当時は国内で水深が深い所に使用した経験がなかったため、アメリカから輸入して設置したものです。

ダムからの放流量を調節する重要な設備

 田瀬ダムにはダムから水を放流するための様々な設備があります。このうち、コンジットゲートは出水時にダムからの放流量を調節するための設備で、堤体内に4門設置されています。また、重量は約9tもあり油圧で開閉操作を行っています。




4月の行事予定

◆4月17日(金) 安全利用点検

時間:13:30〜16:30
内容:安心して田瀬湖を利用して頂くため、花巻市・遠野市と共同で田瀬湖周辺の施設等の点検を行います。

◆4月19日(日) 第4回ゴミ川柳大会嘆くより 拾って詠もう ごみ川柳

集合: 優遊プラザ(遠野市柏木平)
時間: 9:30〜15:00(雨天決行)
内容:

第1部川をきれいにしよう!

  • ゴミ拾い・川柳作り

第2部猿ヶ石川流域の交流を深めよう

  • 猿ヶ石川上下流域の環境保全6団体による活動発表
  • 川柳入賞者10名に賞品授与
昼食は各自ご準備下さい。なお、豚汁のサービスと菜種油を使った料理の試食会も開催予定です。
『ゴミ川柳作品展』を4月29日(水)〜5月6日(水)まで遠野市とぴあ2階で開催します。



ものしり館だより

『田瀬湖の風景』の原画を展示しています

昨年の8月から「たんせレイクニュース」に掲載している『田瀬湖の風景』の原画を展示しています。
 『田瀬湖の風景』は田瀬湖の四季折々の風景をパソコンで描いたもので、原画展ではこれまでに掲載した“つり公園”や“白土”等の風景をハガキ大の大きさで展示しています。また描いた場所を地図上に示していますので、訪れてみてはいかがでしょうか。



3月の湖面

 3月になると田瀬湖の氷が解け始め、6日には、田瀬大橋の上流、向田瀬、ダムサイトで凍っていた氷が全て解けました。そして12日には最後まで残っていた白土地区の氷も解けました。昨年の冬と比較すると湖面が凍り始めたのが4日早く、解けたのが8日早まったことになります。
 また、いつもですと3月は1年で最も水位が低くなる時期ですが、今年は3月にまとまった降雨があったこともあり、3月末日現在で昨年よりも約5m高い水位になっています。

田瀬湖の風景9

編集後記

 うららかな春の日差しが心地良く感じられ、あちこちで桜の開花が発表されています。さて、もうすぐGWが近づいてますが、今年はETCによる助成で高速道路を利用し休日を満喫する方が増えそうですね。例年に増して高速道路の渋滞が予想されますが、ケガや事故のないように楽しいGWを過ごしましょう!! 
(ただ)

発  行

北上川ダム統合管理事務所 田瀬ダム管理支所
〒028-0123 岩手県花巻市東和町田瀬39-1-3
TEL 0198-44-5211  FAX 0198-44-5752