TOP > ダムだより/たんせレイクニュース > たんせレイクニュース No.39
新年あけましておめでとうございます。皆様には良いお年をお迎えになられたことと思います。
昨年は二度にわたり大きな地震に見舞われました。田瀬ダムには被害はありませんでしたが、自然の持つエネルギーの大きさを目のあたりにし、日頃から災害への備えの重要性について認識を新たにさせられました。
田瀬ダムは昭和29年の完成以来、地域の安全と安心に大きな役割を果たしてきたところですが、今後もダムの管理を通して地域の発展に努めて参りますので、一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
田瀬ダム管理支所長 千 葉 茂 美
去る6月14日マグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震が発生、田瀬ダム地点では 震度5弱を記録しました。その後余震が続く中、約1ヵ月後の7月24日にはダム地点で 震度4の地震が発生しました。点検の結果、幸い田瀬ダムでは異常は発見されませんでし たが、宮城・岩手両県では、1,200億円を超える多くの被害が発生しました。 |
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北京五輪に向け、日本代表及びギリシャ代表のボートチームが田瀬湖で最終合宿を行いました。 本番では日本チームは惜しくもメダルを逃しましたが、ギリシャチームは見事銀メダルを獲得しました。 |
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11月25日に田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会設立総会が開催されました。 田瀬ダム水源地域ビジョンは平成18年3月に策定されておりますが、この度推進組織が誕生したことにより、より一層の活発な行動が期待されます。 |
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ダムの建設等に貢献した個人・組織等に送られる「ダム建設功績者表彰」において、この度田瀬小学校が環境部門で見事受賞されました。 ダム湖での清掃活動や貴重植物の移植等、環境に対する活動が認められたもので、田瀬ダムとしても大変喜ばしい限りです。 |
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ダムでは洪水時に流れてくる流木を止めておくための網場という施設が 通常あります。田瀬ダムにはこれまで54年間網場がありませんでしたが、 平成19年の洪水により、多くの流木等が流れてきた事例から、現在網場 の施工を行っております。 |
12月24日、田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会の活動部会長会議が開催されました。 今回の会議は、昨年11月に開催した設立総会を受けて活動部会の組織化と平成21年度の活動計画の策定に向けた取り組みについての打合せを行ったもので、 各活動部会長と事務局メンバー合わせて11名が出席しました。
打合せに先立って、出席者全員で船からの湖畔調査を約1時間半にわたって実施しました。
湖畔の調査で最も目についたのが水際や斜面のゴミでした。
水際のゴミは空き缶やペットボトル、発泡スチロールが主で、上流から流れてきたものが湖畔に打ち上げられたものです。
また、斜面に飛散するゴミは国道107号沿いの駐車帯付近に多く見られ、中には家電製品なども見られました。
これらは田瀬湖の最高水位よりも高いところにあることから、国道や駐車帯から投棄されたものと思われます。
湖畔調査の後に行った打合せでは、田瀬湖のゴミの問題について水源地域ビジョンとしても取り組んでいくことを話し合いました。
田瀬ダムの水位は、EL.208m付近を維持しています。水位の上昇に伴い法面にあった倒木、かや等が水面に浮き始めました。 そこで上流の大高瀬地区で流木の回収を行っています。回収方法は、船・網場等を使い収集し、重機で運搬しています。 また、収集した流木等を流木、かや、ゴミ等に分別しています。
編集後記 明けましておめでとうございます。昨年は本当に地震の多い1年でした。また天災のみならず経済も悪化し、暗いニュースばかり…。 |
発 行北上川ダム統合管理事務所 田瀬ダム管理支所 〒028-0123 岩手県花巻市東和町田瀬39-1-3 TEL 0198-44-5211 FAX 0198-44-5752 |