たんせレイクニュース38号

田瀬ダム水源地域ビジョン設立総会


会員、アドバイザー、顧問など約40名が出席して開催された設立総会

水清く緑萌え 心が通う猿ヶ石川 〜田瀬ダム水源地域の活性化を目指して〜

田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会設立総会を開催

 田瀬ダム水源地域ビジョン推進協議会の設立総会が11月25日、花巻市東和町の東和総合福祉センターで開催されました。
 田瀬ダムでは平成18年3月に「田瀬ダム水源地域ビジョン」が策定されてから、花巻市や遠野市をはじめ、関係行政機関、住民の皆さんとビジョンを推進するための組織づくりの準備を進めてきましたが、多くの方々のご協力を頂いて推進協議会の設立に至ったものです。

会長に選出された小田島さんと副会長に選出された浅沼さん

 総会には会員23名(代理出席を含む)の他にアドバイザーとして、田瀬ダム水源地域ビジョンの策定委員長を務めた高橋薫富士大学教授、顧問として本田遠野市長、高橋江刺猿ヶ石土地改良区理事長、伊藤電源開発東和電力所長のご出席を頂き、設立趣意書と規約の承認の後、会長、副会長、幹事長の役員の他、幹事、活動部会長、事務局長の選任を行いました。
 また、当面の活動として、来年3月までに三つの活動部会の組織づくりを行い、5月には総会を開催して平成21年度の行事計画等について審議することを確認しました。(「田瀬ダム水源地域ビジョン」の概要を裏面に掲載しています。)

ダム建設功績者表彰式

田瀬小学校がダム周辺の環境保全と美化活動の功績で表彰

田瀬ダム周辺の環境保全と美化活動の取り組み

 11月号でお知らせした、(財)日本ダム協会によるダム建設功績者表彰式が11月21日に東京で行われました。
 田瀬ダム周辺の環境保全と美化活動の取り組みで受賞した田瀬小学校からは、小野正晴校長先生が出席して表彰状と記念のメダルを受け取りました。

表彰を受ける田瀬小学校の小野正晴校長先生 表彰状と記念のメダル

田瀬ダム水源地域ビジョンとは?

田瀬湖全景
ダムサイト上空

住民、市民団体、自治体、ダム管理者等が一体となって、水源地域の自立的・持続的な活性化をめざす

 田瀬ダム水源地域ビジョンは「水清く緑萌え 心が通う猿ヶ石川〜田瀬ダム水源地域の活性化を目指して〜」を基本理念とし、 猿ヶ石川でつながる上・下流の住民、自治体、各種団体、関係行政機関及びダム管理者が広く連携して、水源地域の自立的・持続的な活性化を図るために策定されたものです。
 ビジョンでは基本方針として、「自然環境の保全と再生」「資源・施設の有効利用」「人づくり・連携の推進」の三つを掲げ、生態系へ影響を与える外来種の駆除、 資源・施設を結ぶ交通ネットワークの形成、猿ヶ石川・田瀬ダムを対象としたコンクールの開催等の具体的な施策も策定されています。
 今後は推進協議会に設置された「自然環境保全部会」「地域資源活用部会」「人づくり・連携部会」が中心となってビジョンの推進を図っていきます。


11月の湖面

冬鳥の確認箇所

 11月はアオコの発生はありませんでした。昨年は11月2日まで見られましたから、昨年よりも半月程度早く終息したことになります。
 田瀬湖では、11月になり冬鳥の飛来が確認されています。確認された種類は、マガモ(白土)、ヒドリガモ(白土)、キンクロハジロ(白土)、コハクチョウ(大高瀬)、ホオジロガモ(柏木平)、ホシハジロ(柏木平)、カイツブリ(白土)、カワアイサ(柏木平)の8種類です。
 毎年見られている鳥が今年も訪れています。


編集後記

湖面を泳ぐキツネ

 11月中旬の湖面巡視でのこと。茶色の細長い物体が…流木??近づくとキツネが懸命に泳いでいたそうです。岸に着いた途端キツネは一歩も歩くことが出来ず、しばらくその場に横たわってしまったそうです。なぜあんな湖面中央付近から泳いでいたかは謎です。(ただ)

発  行


北上川ダム統合管理事務所 田瀬ダム管理支所
〒028-0123 岩手県花巻市東和町田瀬39-1-3
TEL 0198-44-5211  FAX 0198-44-5752
田瀬湖の風景D