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◎石淵ダムニュースについて
石淵ダム管理支所では、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供するため、「石淵ダムニュース」を発刊しております。
第17号では、平成20年2月の石淵ダムの状況、出来事を掲載します。
各データのグラフについては、以下のとおりです。
私達職員は、毎日ダムの巡視を行っております。巡視中の状況は、以下のとおりです。
2月13日9時の気温−7.1℃、ダムの天端は、猛烈な風で雪がダム貯水池から吹き上げて、目を開けて歩くことも困難な状況。前日の9時の気温が5℃だったことを考えれば、一日で12℃の気温差。一日で厳冬に逆戻り。
2月14日は、前日から降り積もった雪で、腰くらいまで雪があり、思ったように巡視が出来ない。除雪車による除雪により、何とか巡視を実施。
毎日、雪・風などによりダムの状況が変化している厳しい冬ですが、私達は日々ダムの状況を監視し、適正なダム管理を実施しております。
巡視中の状況とダム天端の除雪中の状況 |
2月15日北上川ダム統合管理事務所において、北上川ダム整備促進協議会と意見交換会を実施しました。
会議では、東北地方整備局長を始め盛岡市長、花巻市長、西和賀町長などの出席により、防災や地域活性化について意見が交換され、特に昨年9月17日の出水に際し、北上川のダムの効果により被害を最小限に軽減させたことを報告しました。
各市長からは、堤防整備促進の要望や街づくりの方法の一つとして小さな遊水池、あふれるところも必要という意見や、街づくりの観点から世界遺産登録に向けて取り組んでいる平泉黄金文化との位置づけも必要との意見も出されました。
石淵ダムに関する事項ついては、胆沢ダムの早期完成、石淵ダムの容量の使い方についての要望意見が出されました。
今回の意見を踏まえ、ダムの効果を理解していただくためのPRを実施したいと思っております。また、各ダムにおいては、ダムビジョンに基づいたダム及び水源地の活性化に積極的に取り組んでいきたいと考えております。
意見交換の状況 |
2月18日〜19日にかけてダムゲートの点検を実施しました。
今回の点検は、主にゲートの異常等を目視等により点検するものでするが、ゲート上部に雪が積もっているため、除雪してからの作業となり、一日目は、除雪におわれました。
点検の結果では、特に異常等は発見されませんでした。
この時期の点検は、ダムゲート以外に雪を相手にすることから本当に大変な作業です。
ゲート点検に際しての除雪状況 |
2月25日花巻市文化会館において、今年2回目のダム放流通報連絡会議が開催されました。
今回の会議は、H19.9洪水の際にダム操作がわかりにくいとの意見があったことから急遽開催したものです。
会議では、H19.9.17洪水の概要、5大ダムの洪水調節状況、ダム効果の他、特にダムによる洪水調節の仕組みを説明し、ダム放流時の下流河川の水位関係についても情報提示しました。
出席した防災担当者からは、ダム放流で下流の河川がどのようになるかそのような情報が欲しいとの意見が出され、北上川の洪水予報の中には、ダム放流の状況も加味して、予測していることを説明しました。
今回の説明会の内容を踏まえ、来年度の出水期までに防災担当者に解りやすい資料により北上川の防災対策に万全を期していきたいと考えております。
会議状況 |
2月28日北上川ダム統合管理事務所職員による所内業務発表会が開催されました。石淵ダム管理支所からも「平成19年9月出水対応」と「石淵ダム諸量処理設備改良について」の2題を発表しました。
「平成19年9月出水対応」では、出水対応の問題点を抽出し、それぞれ解決策を提案し改善状況をとりまとめ報告しました。
「石淵ダム諸量処理設備改良について」は、石淵ダムのダムコンが老朽化しハード障害が多発していることから、必要な機能を確保するためのバックアップ設備についてとりまとめ報告しました。
2題とも惜しくも表彰等は、もらえませんでしたが、今後ともダム管理、ダム操作に役立てていけるよう日々改善していきたいと考えております。
所内業務発表会の状況 |
1月29日 |
2月13日 |
2月18日 |
2月27日 |
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