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石淵ダム週間ニュース
第十三号


◎石淵ダム週刊ニュースについて
石淵ダム管理支所では、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供するため、「石淵ダム週刊ニュース」を発刊しております。
第8号では、11月24日から12月5日までの出来事を掲載します。


北上川学習交流館あいぽーとのボランティア
ガイドセミナーでダム見学
11月27日北上川流域連携交流会主催による北上川あいぽーとボランティアガイドセミナーの一行総勢9名が石淵ダムを見学しました。
当日は、所内で、石淵ダムの概要、操作室の見学を行ってから、雨の中、石淵ダムやダム周辺の猿岩等を見学していただきました。
見学者の方々は、ダム周辺のポイントなるところをメモするなど、とても熱心に見学しておりました。
石淵ダムでは、今後ともこのようなダム見学の機会を大事にしていきたいと考えております。



概要説明

ダム見学状況


緊急安全パトロールを実施
 11月29日北上川ダム統合管理事務所事故防止委員会による緊急安全パトロールを実施しました。
今回のパトロールは、今年度の事故が多発していることから、各工事現場の安全管理が適正に実行されているか、確認するため実施したものです。
石淵ダムにおいては、石淵ダム維持工事を対象に行われ、安全対策に関する工事書類のチェックを行ったほか、現場で安全対策が実施されているか点検しました。点検の結果、一部足場端部での防護ネットの不備があったことから、早急に対応する旨指示しました。
今回の結果を踏まえ、石淵ダムではより一層安全管理を徹底し、事故を起こさないために努めていきたいと思います。



緊急安全パトロール状況(足場点検)
主任監督員及び
現場代理人の他、
事故防止対策委員の
メンバーにより実施。


11月の石淵ダムの状況
 石淵ダムの11月の貯水池の状況は、以下のとおりです。
貯水位については、上旬から中旬にかけて胆沢ダムの地すべり対策工事の関係で、305m以下で推移しました。中旬以降は、低気圧の影響により、まとまった雨が3回程度降ったことから、水位が上昇し、11月30日では、約315.8mまでに達しました。

11月の降雨は、総雨量209mmに達しました。平年と比較すると約1.5倍の量になります。
11月の平均気温については、6.4℃を記録しました。平年と比較すると0.6℃高い状況でありました。



通信防災訓練を実施!
 12月4日通信防災訓練を実施しました。
訓練の内容は、大規模な地震を想定し、貯水池周辺での被害状況を東北地方整備局、国土交通本省へ通信衛星装置(ku-sat)を利用して画像伝送及び通信回線の確保を行うものです。
訓練参加者は、石淵ダムの他、胆沢ダム、湯田ダム、田瀬ダムの職員の応援を受けて実施しました。
訓練では、通信衛生装置を設営し、通信衛星の補足まで実施できましたが、降雪による影響により現地画像の送信が出来ませんでした。
今回の結果を踏まえ、降雪時でも衛星通信が利用できるよう危機管理の対応を徹底したいと思います。

なお、今回使用した通信衛星装置は、可搬式のもので災害発生時の初期対応に使われるもので、北上川ダム統合管理事務所、岩手河川国道事務所などに配備されております。



通信衛星装置受信状況の確認

通信衛星装置(ku-sat)


12月4日に積雪29cmを観測!
 12月2日から降り出した雪は、12月4日までに降り続き、所内にある積雪計で29cmを観測し、石淵ダムの周辺は、白一色となりました。
気温も朝5:27に最低気温-4.1℃を記録。日平均気温も-0.1℃となり、今年初の真冬日となりました。
このため、石淵ダム管理支所では、朝早くから構内の雪の片付けや標柱ポールの設置、公衆トイレの閉鎖などあわただしく冬支度を実施しました。
これから、5月までの5ヶ月間雪の中での生活となります。石淵ダム周辺の状況は以下のとおりです。石淵ダムにお越しの際は、滑り止めと安全運転をお願いします。



ダム堤体の降雪の状況

ダム下流を望む



胆沢平野の安全と快適な暮らしを支える「石淵ダム」
洪水から守ります。
胆沢平野の田畑8,500haへ用水を供給しています。 水力発電のため用水を供給しています。

国土交通省東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所
石淵ダム管理支所
TEL 0197−49−2211


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