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石淵ダム週間ニュース
第十二号


◎石淵ダム週刊ニュースについて
石淵ダム管理支所では、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供するため、「石淵ダム週刊ニュース」を発刊しております。
第12号では、11月1日から11月13日までの出来事を掲載します。


弘法の枕石(平成18年11月7日作成)
平成18年11月5日石淵ダムの貯水池内にある弘法の枕石の現地確認が、「仙北街道を考える会(会長 渡辺清)」で行われました。
弘法の枕石は、弘法大師全国布教行脚の一端として、この地域に語り継がれているもので、「猿岩大明神の岩倉で苦行されたとき休まれた石であるとi言い伝えられているものです。
普段この石は、石淵ダムの貯水池の中にあり見ることができませんが、貯水池の水位が305mを下回る場合に、確認することが出来ます。今回、胆沢ダムの工事の関係で一時的に水位を低下させていたことから、今回、その存在をあらためて確認しました。
考える会では、胆沢ダム建設に伴いこの石を地域の名石として後世に残していくための要望活動を今後進めていく予定とのこと。
支所として貯水池の中にこのような史跡があったことを、把握しておりませんでしたので、今後は、出来る範囲で協力していきたいと考えております。



弘法の枕石
(写真下に枕のような突起があります)

石淵ダム右岸上流250m付近
   


ダム周辺の木々が冬への準備(平成18年11月8日)
 つい1週間前まで、石淵ダムの周辺で見られた美しい紅葉が、11月7日のみぞれ交じりの強い風と雨で、一斉に山々の木々から葉を落とし、風景が冬のよそおいへと変貌しましました。
石淵ダムも、冬に向けて準備を進めます。



石淵ダム下流側の風景




雨量観測所を閉局(平成18年11月10日)
 11月9日石淵ダムで観測している3箇所の雨量観測所のうち2箇所を、冬期間閉局としました。観測所までの道路が11月13日より冬期閉鎖となり、保守点検が出来なくなることから実施したものです。これにより、当分の間、雨量観測はできませんが、替わって積雪計による観測へと変更します。
石淵ダムも、冬に備え準備を開始しました。



閉局された雨量観測所。
観測機器上部に雪が入らないよう、ふたをかぶせてあります。



外部変形測量の実施(平成18年11月10日作成)
石淵ダムでは、11月9日にダムの外部変形測量を実施しました。
この調査は、ダム完成後から毎年実施しているもので、ダム満水時、最低水位時の水平変位と沈下量を観測し、石淵ダムの挙動傾向を把握するためのものです。
今回の観測は、今年度の最低水位にあたるものです。
今後は、12月中旬頃にダム満水時点の観測を予定しております。



ダム堤体部の沈下量を測定しています。


余水吐堰柱部の補修(平成18年11月13日作成)
石淵ダムでは、10月下旬頃から余水吐堰柱部の補修工事を進めております。
堰柱部の補修は、約10年前に実施しましたが、その後の風雪により、コンクリートの剥離、被覆材のひび割れが顕著になってきたことから、今年から2〜3年かけて補修する予定です。今年は、左岸側の2箇所の堰柱部の補修工事に着手しているところです。
工事の作業工程は、以下のとおりです。
  作業準備 →仮設足場の設置 →被覆材の除去 →劣化コンクリート除去  → 断面修復作業 → 表面保護シートの接着 →仮設足場の撤去→後片け 
11月13日現在では、劣化コンクリート部の除去まで終了しており、11月下旬までには、終了する予定です。

作業については、高所作業となりますので安全には、充分留意して進めていきます。



2箇所の堰柱を補修しております。


「国道397号の冬季通行止め(平七沢〜秋田県境)」
(平成18年11月13日作成)
奥州市から秋田県境へ向かう国道397号の冬季通行止めが、11月13日から平七沢〜秋田県境までの区間において開始されました。
これにより、秋田県側への通り抜けが出来なくなりますので、通行の際はご注意願います。
11月27日からは石淵ダム〜秋田県境の区間となります。
国道397号の通行止めは、石淵ダムの風物詩であり、冬の到来が近いということになります。

規制位置図



胆沢平野の安全と快適な暮らしを支える「石淵ダム」
洪水から守ります。
胆沢平野の田畑8,500haへ用水を供給しています。 水力発電のため用水を供給しています。

国土交通省東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所
石淵ダム管理支所
TEL 0197−49−2211


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