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石淵ダム週間ニュース
第八号


◎石淵ダム週刊ニュースについて
石淵ダム管理支所では、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供するため、「石淵ダム週刊ニュース」を発刊しております。
第8号では、8月28日から9月14日までの出来事を掲載します。


非常用発電機設備の点検を実施(平成18年8月31日作成)
 8月30日に石淵ダムの非常用発電機設備の点検を実施しました。
 今回の点検は、年2回実施する詳細点検の1回目であり、点検終了後に実際に発電機を稼働させて、執務室に電気が送られているかどうか、異常が起きていないかを確認しました。
 点検及び稼働させて執務室内の電気機器の状況を確認したところ、特に支障となる点はありませんでした。 
 非常用発電機は、地震等の災害や事故等で商用電源が供給されない場合に、電気を供給する設備で、日常的に使われておりませんが、いざというときに確実に稼働できるよう、点検整備を進めていきたいと思います。


非常用発電機
非常用発電機
点検状況
点検状況


石淵ダムの8月の状況について(平成18年8月31日作成)
 石淵ダムの8月の貯水池の状況は、以下のとおりです。
 8月1日の貯水池の水位が311.29mあったものが、28日では303.03mまで低下しました。これは、8月に入ってから晴天が続き、放流量より流入量が少なくなったことから、水位が低下したものです。
 その後、発電放流を停止した結果、31日現在では306.90mまで回復しております。
 8月の総降水量については、84mmとなっており、平年と比較すると約34%の状況でした。
 気温については、月平均が22.4℃です。平年と比較すると0.5℃程度高い状況でした。
 


石淵ダム 8月貯水位・流入量・放流量・雨量グラフ


石淵ダム8月貯水位流入量放流量雨量グラフ



総合防災訓練を実施!(平成18年9月1日作成)
 平成18年9月1日に地震を想定した総合防災訓練を実施しました。
 訓練では、宮城県沖にM8.0の地震が発生したという想定で、非常参集訓練、施設点検、応急復旧計画の策定、各種システムへの入力、非常用発電機の作動、被害情報の作成伝達の他に、協力会社による水質汚濁フェンスの設置訓練等を実施しました。
 今回の訓練では、地震発生後の初期対応を職員の半数が不在と言う想定で実施し、初期対応に当たった職員は、自分の業務以外にも不在職員の担当業務も適切に対応しました。
 今回の訓練の評価としては、初期の対応を少ない人数で対応したことは、本来の地震の際にありえる事であり、自分の担当以外の作業を把握する上でもとても有意義だったものと思われます。 なお、訓練中の状況は、以下のとおりです。


訓練の状況
訓練の状況
テレビ会議システムを利用し報告
テレビ会議システムを使った報告
ゲート点検
ゲート点検状況
オイルフェンス設置訓練
オイルフェンス設置訓練



あいぽーと主催の現地見学会 石淵ダムを見学!
(平成18年9月11日)
 平成18年9月10日一関市にある北上川学習交流館あいぽーと主催による石淵ダム及び胆沢ダムの見学会が開催され、約20名の方が石淵ダムを見学に訪れました。
 参加者は、ダム下流の案内施設で説明をうけた後、ダム天端を歩きながら貯水池の状況、胆沢ダムの付け替え道路、原石山の状況を見てもらいました。また、見学にあたり清流の胆沢川を見たいと要望があったことから、ダム上流部の胆沢川合流地点に移動し、胆沢川の状況を見てもらいました。参加者は、水の透明感、せせらぎの音に感嘆していたほか、河原で色の違う石を集めたりしていました。途中、猿岩では、壁面が猿に見えるかどうか移動中のバスの中から眺めながら、次の見学場所へ移動していきました。
 今回の見学をとおして、参加者たちは、きれいな胆沢川を見た際にとても喜んでいただいたことから、今後の見学の際にもこのような機会を増やしていきたいと思います。


ダム天端を歩く参加者
ダム天端
胆沢川上流部見学
胆沢川上流部


水生生物調査を実施(平成18年9月12日)
9月11日石淵ダム上流部の前川と胆沢川において、ダム管理支所職員による水生生物調査を実施しました。
 水生生物調査は、水中にいる生物を調べることにより川の水質の階級を判断するものです。
 今回の調査の結果では、胆沢川では、カワゲラ、ナガレトビケラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボの4種とカジカを確認しました。前川では、ナガレトビケラ、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボの3種とカジカを確認しました。どちらの河川とも水質階級Tのきれいな水と判定されました。
 今回は、支所の職員で実施しましたが、来年以降は、近隣の小学校と一緒に調査が出来るよう調整していきたいと思います。


調査の様子
調査状況
採取した生物
採取した水生生物


奥州市衣川小学校に出前講座を実施!
(平成18年9月13日)
9月13日奥州市衣川小学校に出前講座を実施ししてきました。
出前講座の内容としては、小学3年生25名に、近くを流れている衣川で川の生き物を調べて川の水質がどのようになっているか、現地で実地指導してきました。
子供たちは、小雨の肌寒い中、川に入り一生懸命水中にいる虫たちを採取しました。採取した虫は、ヒラタカゲロウ、ヘビトンボ、ヒラタドロムシ、コオニヤンマ等を確認し、そのほかに、どじょう、ぎばちも確認できました。今回の結果では、水質階級TかUと判定されました。
今後も、このような調査を実施してもらうことを約束して、今回の講座を修了しました。 (詳しい状況は、フォトレポートで紹介します。)


説明を聞く児童
水生生物調査の説明
流速測定をする様子
川の流れの測定
ざるで採取
採取状況
虫眼鏡で観察する様子
採取した水生生物の観察



胆沢平野の安全と快適な暮らしを支える「石淵ダム」
洪水から守ります。
胆沢平野の田畑8,500haへ用水を供給しています。 水力発電のため用水を供給しています。

国土交通省東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所
石淵ダム管理支所
TEL 0197−49−2211


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