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石淵ダム週間ニュース
第六号
◎石淵ダム週刊ニュースについて
石淵ダム管理支所では、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供するため、「石淵ダム週刊ニュース」を発行しております。
 第六号では、7月15日から8月2日までの出来事を掲載します。


胆沢川自然塾第2回実行委員会開催(平成18年7月21日作成)
 平成18年7月21日、胆沢ダム工事事務所において胆沢川自然塾第2回実行委員会が開催されました。今回の実行委員会では、7月21日現在までの申し込み状況の報告、各参加組織の参加人員、役割分担、雨天の場合の対応などを確認しました。
 申し込み状況については、募集人員の半分にも達していないことから、去年の参加者に直接呼びかけていることや各小学校に出向き、直接協力要請を行っていることの説明がありました。
 内容でも「子供たちに楽しい・来てよかった等」思い出がのこるようにいろんな提案がだされました。
 なお、実行委員会は今回が最後となりました。
 あとは胆沢川自然塾当日を迎えることになることから、各機関の役割分担の準備等を確認し、会議を終了しました。

 最近雨が降り続き、天候が良くないことから自然塾当日は、晴天を期待したいものです。イベントの状況は、後日、報告いたします。


ダム放流を実施しました(平成18年7月22日作成)
低気圧の影響により、7月21日早朝から降り出した雨は、7月22日7時には累加雨量が40mmに達しました。このため、ダム貯水位が上昇し、制限水位を超える恐れがあったことから、22日9時からダム放流を実施しました。
放流の状況は、以下のとおりです。
流域累加雨量  45mm 
最大流入量   29.29m3/s
最大放流量  29.56m3/s
※放流は、23日の17時まで実施しました。なお、7月の放流は今回で2回目となります。


放流中のダム


ダム周辺でまたまた熊出没!(平成18年7月24日作成)
 7月22日ダム下流の若柳大橋右岸付近で、管理所職員が熊を目撃し、撮影しました。石淵ダムでは、7月8日にダム上流部で確認されており、今回で2回目の確認となります。以前目撃した熊なのかどうかは不明ですが、石淵ダムとしては、以前に増してダム周辺の巡視等に注意します。
工事関係者及び地域住民の方についても、注意していただきたいと思います。


熊


貯水池巡視(平成18年7月27日作成)
7月26日石淵ダム貯水池の船上巡視を実施しました。今回の巡視は、通常の巡視のほかに、胆沢ダム工事事務所で設置した汚濁防止膜の設置状況を確認するため実施しました。 貯水池の巡視については、前回の巡視と比べると水位が5〜6m程度低くなっていたことから、場所によっては中洲が表れて航行できないところもあり、音響測深器を使い浅瀬に乗り上げないよう実施しました。
 貯水池の状況としては、多少濁りが発生している状況でした。7月の長雨の影響か、工事による影響と考えられます。そのほか法面の崩れや流木等の発生もありませんでした。
 汚濁防止膜については、貯水池内で実施している地すべり対策工事の施工箇所を囲むように設置されており、延長約200m、水中には水深5mまでのシルトフェンスを設けていました。設置後の状況を確認した結果では、船上巡視の際に支障となる事項はなく、特に問題はないと判断しました。
 今後の予定を聞いたところ、湖面が凍結する前の11月まで設置し、それ以降撤去するとのこと。これにより、少しでも貯水池の濁りが軽減されれば、喜ばしい限りです。



汚濁防止膜の設置状況


地すべり警報器(平成18年8月2日作成)
平成18年8月1日、胆沢ダム工事事務所で設置した地すべり警報器を工事関係者及び地すべり調査会社立会いの上、見せて頂きました。
 警報機は、猿岩対岸の斜面に設置されており、現在監視している地すべり箇所の内、危険度が高い箇所に1箇所設置したことや、1日の移動量が10mm以上となった場合に、作動するとの説明を受けました。
 今後の対応としては、現在設置してあるCCTVカメラからは警報機を見ることができないことから、胆沢ダム工事事務所及び工事関係者で状況を監視し、変化があれば連絡をもらう事にしております。
 現在、地すべり対策工事が実施されており、貯水池への影響が軽減されているものと思われますが、石淵ダムとしても引き続き監視していきたいと考えております。



設置された警報機

地すべりの観測機器


梅雨明け(平成18年8月3日作成)
 仙台管区気象台では、8月2日に東北北部の梅雨明けを発表しました。平年より6日遅く、昨年より2日早いとのこと。
 降水量については、全国各地で記録的な豪雨により大災害が発生していましたが、岩手県内では、大船渡を除き、盛岡、宮古では平年値より下回っていたとのこと。
 石淵ダムの状況を整理すると、放流回数3回、降水量314mmでした。
 放流回数については、平均値(過去5ヵ年)とほぼ同程度で、降水量については、平均値より下回っておりました。 
 降水量が少ないにもかかわらず放流回数が平年と同程度だったことは、雨が降った期間が短期間に偏った事などが挙げられます。
 これから台風シーズンを迎えますが、今後も引き続ききめ細やかなダム管理に努めていきたいと考えております。 


石淵ダム降水量(6月15〜8月1日) ダム放流回数(6月15日〜8月1日)
H18  314mm H18 3回
平均値(H13〜H17) 484mm 平均値(H13〜H17) 2.8回



胆沢平野の安全と快適な暮らしを支える「石淵ダム」
洪水から守ります。
胆沢平野の田畑8,500haへ用水を供給しています。 水力発電のため用水を供給しています。

国土交通省東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所
石淵ダム管理支所
TEL 0197−49−2211


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