No.238 平成22年12月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4(御所湖管理所)
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
岩手の豊かな環境を守るとともに、自然との共生という価値観を次世代に引き継いでいくため、自然保護などの環境に関する
先進的な活動事例を紹介する場としての「いわて環境王国展」が去る 11月 13日、14日に盛岡駅西口のアイーナで開催されました。
御所湖の清流を守る会も設立から 30年という節目の年を迎え、これまでの活動内容を多くの聴衆の前で発表を行いました。
発表の内容は、
以上を報告し、多くの方の共感を得ることができました。御所湖周辺の環境が良好に保たれているのは、地域に住んでいる皆様
方や会員の方々のご協力の賜物と改めて感謝いたします。
〔下記写真:発表の様子〕
冬期になると発生する可能性が高い油類流出事故に、迅速かつ適切に対応するため、御所ダム及び四十四田ダムの職員と維持業者が参加して、水質事故対策訓練を行いました。
当日は上記の想定を踏まえて、午前中に机上訓練を行いました。事故が発生した際の連絡先の確認や、役割分担、対応方法などについて意見が交わされました。
さらに、午後の部では、保有資機材のストック量や使用方法、破損の有無の確認などを行った後、南園地(手つなぎ広場)へ移動しオイルフェンスの設置訓練や、吸着材の使用方法の確認を行いました。
訓練の結果、オイルフェンスのファスナーは、水で濡れていると滑りが良く作業がスムーズに進むことや、水上で作業を行う人と陸で作業をする人との交信手段としてトランシーバーや、拡声器があると良い。
さらに、今回は 100mの長さのオイルフェンスを引っ張ってみたが、これ以上の長さを引っ張るのは難しいなどの意見が出ました。これらの意見は、今後の作業に活かされることと思います。
訓練はしているものの、実際に起こってほしくない水質事故ですが、実際に起こしてしまうと、河川損傷(汚染)の復旧に係る費用は、原因者が負担しなければなりません。
例えば、オイルを誤って流してしまい、側溝を通って近隣の川へ流れた。その為河川管理者が、拡散の防止と油の回収の作業を行った。(オイルフェンス、油吸着マットの設置・撤去)
上記は、実際に東北で起こった例です。さて、原因者の負担額は ……約 15万円だったそうです。汚染の規模や範囲によって金額は異なりますが、大きな痛手です。事故を起こさない、
また、見つけたときは早急に関係機関へ通報し、被害を最小限でくいとめることが大切です。
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