No.230 平成22年4月15日
発行 御所湖の清流を守る会
盛岡市繋字山根192-4（御所湖管理所）
TEL 019-689-2216
FAX 019-689-2271
230号の内容
川の果たしている役割や楽しみ方、水難事故の防止について学ぶ「エンジョイ・リバーin いわて」が3月22日盛岡市のアイーナで開かれました。
タレントで東京海洋大学客員准教授を務める“さかなクン” などを講師に迎えて、生命の源となる水そしてそれらを育んでいる川、海、森を守っていくことの重要性を学ぶとともに県内４つの団体が岩手の川をとおした体験発表を行いました。雫石小学校の５年生５名は、昨年竜川河川公園で行った水生生物調査で“ヒラタカゲロウ”
や“ヘビトンボ” などが 確認できたことや“ウズムシ” の生態にびっくりしたことなどを報告しながら「自分達が住んでいる身近な雫石川がキレイで良かった」「色々な虫がいて楽しかった」など感想も含めて発表しました。
講評を行った東京海洋大学の佐々木先生は「水生生物調査をとおして雫石川を大事にしたい思いがでている」と評価していました。
地域の一人一人の思いや活動が御所湖周辺のみならず地球の環境にまで及ぶことを学んだ一コマでした。
雫石小学校5名による発表の様子
昨年の水生生物調査の様子
御所湖の清流を守る会の高橋金兵衛会長が、社団法人日本河川協会より平成22年河川功労者表彰を頂くこととなりました。
平成６年から御所湖の清流を守る会会長として、地域の方々や会員の皆さんと一緒に環境保全活動など、会の活動にご尽力いただいています。
御所湖の清流を守る会30周年を迎えるにあたり嬉しい一報となりました。
『ごしょこものしり館・防災センター』は、年中無休・入館無料で見学可能な施設として開放していますが、この度展示物をリニューアルしました。
『御所湖で観察される鳥や魚』『御所ダムの代表地質のサンプル』などのこれまでの展示に加え、『御所ダム建設事業のあゆみ』や、『昭和40年代の御所ダム周辺の四季折々の風景』など御所ダム建設当時の写真や、御所湖周辺の生活風景などの展示パネルが増えました。
御所湖周辺の写真を見た方の中には、「あっ！これは誰々だ〜！」と知り合いを見つけた驚きの声を上げ、懐かしむ方もいらっしゃいました。
また、御所ダム空中写真はダム建設前と1998 年の様子が並んでおり、地形の変化や、御所ダム建設に協力いただいた方々の生活空間も読み取ることができます。
御所湖周辺も雪が消え、だんだんと日差しが春めいてきました。御所湖管理所と手づくり村をつなぐ遊歩道には春咲きのクロッカスが顔を出し、 これから様々な動植物が動き出す時期を迎えます。
また、ゴールデンウィーク頃からは御所湖周辺は観光客でにぎわい始める季節です。 近くにお越しの際は、リニューアルした『ごしょこ ものしり館』に足を運んでみてはいかがでしょうか。
