No.146

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　永い歴史の中で、常に『母なるな川』として、それぞれの流域に独自の文化をもたらしてきたナイル川と北上川は『川の文化』を育んできた共通項が縁で、去る３月17日京都市で開催された「世界水フォーラム」の会場で姉妹河川提携を締結しました。

　そして、３月20日にはエジプト側を代表して

「ナイル川河川・環境保全協会」のアブデルアティ会長が北上川を訪れ北上川のダム施設事例として御所ダムを見学されました。

　アブデルアティ会長は全面結氷した御所湖に驚くと共に、雪解け水を貯めて田植え時の用水とする御所ダムの貯水池運用に関心を示し、様々な質問が出されました。

　この後、アブデルアティ会長一行はダムに隣接して地域づくりの核ともなっている「盛岡手づくり村」を見学し、曲り屋を代表とする、古くからの南部地方の文化に接して行かれました。

　なお、ナイル川・北上川の姉妹河川提携を記念して一関市にある北上川学習交流館「あいぽーと」では、５月11日まで『エジプト・ナイル川展』を開催しています。

　全国のダムでは、森やダム湖が有する自然の魅力にふれ、それらのもつ意義や重要性についての理解を深めてもらおうと、毎年７月21日〜31日を「森と湖に親しむ旬間」と定め様々な行事を実施しています。

　岩手県内でダムを管理している、北上川ダム統合管理事務所、岩手県、東北電力�滑竡闔x店では、この旬間行事の一環として毎年ダムをテーマとした写真の共同募集を行っており、これまで多数の入選作品を選んで来ました。

　そしてこの度、その中から近年６年間の入選作品を収めた画像ＣＤが完成し関係団体等への配布がありました。

　入選作品の中には御所湖を題材にしたものも多く、特にＣＤケースジャケットには平成14年度特選の御所湖の白鳥写真が使われています。　御所ダムでは『ごしょこものしり館』でもこのＣＤ内容が見られるように準備を進めているところです。