南部片富士湖だより

No.52 平成22年9月24日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
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北上川源泉ワークショップ

 8月30日(月)岩手町の『ゆはず交流館』において、「北上川源泉ワークショップ」が開催されました。(主催:四十四田ダム水源地域ビジョン策定委員会)
 今回のワークショップは、同策定委員会内で話し合われた「流域資源を見つける→つなぐ→広げる」の実現をめざして、北上川上流域の岩手町エリアを対象に地域資源(人・環境・歴史)の発掘と 共有のため地域活動の取組内容の発表に続き活発な意見や提案がされました。さらに、これらの資源を流域の連携と交流に活用する為、来訪者が楽しめるような「モデルルートづくり」や「情報マップ」の作成を体験しました。
 参加者は、地域資源を地域の誇りとしてより多くの人に知ってもらうため、情報発信のシステムや具体案などについて熱心な議論が展開されました。
 今回の、北上川源泉ワークショップでの成果は、四十四田ダム水源地域ビジョンの策定に反映される予定です。

主催者挨拶

出し合った意見をまとめています

クレストゲート点検実施

 ダムのゲートは、放流に備えて毎年定期的に保守点検が行われます。写真は、点検のために中央のクレストゲートを空に向かって大きく開けているところです。(1基のゲートが開くまでおよそ40分かかります。)
 ゲートの保守点検は、1年の中で最もダムの水位が低くなる「洪水期」とよばれる7月から9月の間に行われます。今年は、7月と8月にゲリラ豪雨や台風の影響でほぼ毎週末に放流が行われたため、合間を縫う形で8月下旬に行いました。
 通常の放流は、クレストゲートの中間に2基ある少し小さめのオリフィスゲートから行われます。このゲートもクレストゲート同様に毎年定期的に保守点検が行われます。 

小学生が湖面パトロール体験

 8月10日(火)夏休みを利用して、八幡平市内の小学生と引率者合わせて17名がダム見学に訪れました。
 見学はお昼をはさんで行われ、ダム監査廊見学の他にダム湖面パトロールや、河川と水の環境について勉強したり、水生生物の観察会など行いました。
 湖面パトロールでは、巡視船と作業船にそれぞれ分かれて乗り、上流から流れてきたゴミを見つけたりしながら、1往復約20分のパトロールをしました。
 水生生物の観察会では、ダム湖下流側での生息している生物をみつけて種類や名前などを調べたりしました。
 当日は、晴れて暑い日でしたが、船に乗っての風は涼しく気持ちよかったようです。

巡視船でのパトロール

水生生物の観察の様子

ダム湖周辺の動植物

平成22年9月2日

 
アケビ (木通・通草)

 9月になると、ダム湖周辺でもアケビの実が写真のようになっているのを見かけます。
 アケビは、ほぼ日本全土に分布し、ツルは他の木に巻き付きながら大きくなり実をつけます。写真の実は緑色でまだ熟していませんが、食べ頃になると紫色になり割れて中の実が現れます。
 産直などで時々販売しているのを見たことがあると思います。熟した中の実は食べると甘いですが、外側の部分はとても苦いです。揚げ物や煮物にして食べることができます。またツルはカゴなどの工芸品を作ったり、薬にもなるそうです。


編集後記

 今年の夏は真夏日日数と最高気温記録更新の夏となりました。
 9月に入り、空の高さやトンボの姿に秋を感じるこのごろですが、夏の疲れが残っている人も多いはず。
 「天高く馬肥ゆる秋」といわれるように、これからは食欲の秋、また体重増えるのかな(汗)、と心配になっています。(福)










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