南部片富士湖だより

No.49 平成22年6月18日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
TEL 019-643-7972 FAX 019-643-7976
〒020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1番地



JICA研修行われる

 5月14日(金)独立行政法人国際協力機構(JICA)の依頼による研修が行われました。
 来所されたのは、イラン国エネルギー省の副大臣、大臣補佐官、水資源管理公社副総裁の3名と通訳の方1名。
 日本滞在の約一週間、国土交通省(本省)では『日本国の河川計画や治水事業について』、北上川ダム統合管理事務所では『ダム統合管理について』研修が行われました。

四十四田ダムにおいては、日本国の代表的なダム統合管理を中心に下記の説明がありました。

  • ダム管理の概要やダムの発電のしくみ、洪水調節・利水放流実績、
    昭和25年に設立されたKVA事業などについての説明(写真@)
  • 「岩手県水害復興『北上川』」と題した記録映画の鑑賞
  • 管理第二課にある操作室の見学(写真A)と、四十四田ダム堤体の見学

研修は午前で終了し、午後は御所ダムへ移動して現地視察が行われました。

操作室の見学状況 (写真A)

概要説明状況 (写真@)

外来魚捕獲試験実施

 現在、四十四田ダムでは、外来魚捕獲試験調査を行っています。

  • この調査は5月から7月まで行われ、外来魚の生息状況や在来魚への影響などを調べる
    ために実施されます。
  • 調査方法は、電気ショッカー船(電気ショックによる捕獲)を使用しダム湖岸沿いを
    航行しながら外来魚の個体データや基礎情報を計測します。

《お願い》
 平成17年から「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」 が施行されています。違反した場合は罰則が科せられます。
 ここ四十四田ダムでも多くの外来魚が確認されています。釣りをする方は、規則を守って安全に楽しくお願いします。

電気ショッカーによる調査の様子

ダム見学始まりました

   5月に入り、四十四田ダムでは2団体の見学がありました。
 6日(木)には、ダムの概要や水質などを学ぶため岩手大学教育学部附属中学校の先生、28日(金)には鹿角市立花輪北小学校4年生の26名(引率含む)が訪れました。
 今号では、28日に行われた鹿角市立花輪北小学校の見学の様子をお伝えします。
 当日は、雨が降ったりやんだりの少し肌寒い日でしたが、監査廊内の急な階段を上り下りする4年生の皆はとても元気で、案内人は少々バテぎみ。
 ダム監査廊内の漏水量計や発電所のカプラン水車など普段見られない施設の貴重な見学ができたと思います。
 6月には、岩手県立盛岡農業高等学校など、合わせて4団体の見学が予定(実施)されます。その模様は、次号にて報告したいと思います。
 ぜひ一度、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。申込・問い合わせはこちらまでご連絡ください。
     【北上川ダム統合管理事務所 管理第二課 電話:019−643−7972】

編集後記

 今年もダム堤体に『カモシカ』が現れた!との情報がありました。堤体部分は、一般や高校生の通行も多く、何度か見かけた方も多いはず。間違っても向かって行ったり、傷つけたりなどしないよう見守ってほしいと思います。
 6月に入り、つい先日は東北北部の梅雨入りも報じられました。私の記憶が確かならば、毎年梅雨入り宣言後は晴れの日が多かった記憶がありますが、今年は? これから季節は苦手な夏になるのだと思うと少々ユーツです(泣)(福) 



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