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No.48 平成22年5月18日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
TEL 019-643-7972 FAX 019-643-7976
〒020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1番地
4月24日(土) 毎年恒例の四十四田ダム見学会が行われました。
今年は、『みんなでダムを学習しよう!』と題して、地域の方々にダムの役割をもっと知ってもらいたい、親しんでもらいたいとの
意味を込めて開催されました。
見学会では、今回初の試みとして、神楽演舞会を午前と午後の二回に披露していただきました。
「川又神楽」は、約220年前が起源の歴史ある神楽です。ダム建設により川又地区はほとんど水没し、住民はバラバラになり、川又神楽は水没とともに継承者が途絶えてしまいました。
しかし去年から本格的に始動し地元の小中学生などを中心とし川又神楽を継承しています。
「川前神楽」は、昭和52年に滝沢村指定無形民族文化財に選定されている神楽です。
川前地区もダム建設によって水没となりましたが、離ればなれになった住民の方々が集まって神楽を継承しています。
このほか、ダムサイトマーケットも開催し、とん汁・おにぎり・おやきの販売が行われ、どれも好評でお昼頃には完売となりました。
見学会では、毎年人気の監査廊・発電所見学や、巡視船を使っての湖面パトロール、警報車に乗ってダム周辺の水辺公園や警報所の見学が行われました。
発電所見学では、岩手県企業局のイメージキャラクター「みずりん」も登場し、たくさんの見学者を迎えていました。
桜もまだ咲いてはおらず、小雨が降ったりと少し肌寒い中での開催でしたが、今年の参加人数は約500人と昨年より多く、たくさんの来場者となりました。
ありがとうございました。
川又神楽の披露
監査廊見学の最大の難所・45度の階段
川前神楽の披露
小学生を対象とした湖面パトロール
ダム見学日から9日後に満開を迎えた
四十四田ダム
見学者に人気だった みずりん
4月13日(火)午後より、盛岡市と合同で、ゴールデンウイーク前の安全利用点検が実施されました。
この点検は毎年、ゴールデンウイーク前と夏休み前に、ダム周辺や施設などの利用者数が増える時期に、事故やケガのないように使用していただくために、危険な箇所がないか実施します。
今回の点検では、ダムサイト周辺・柳平水辺公園・松園公園の点検が行われました。
点検の結果
こぶし(モクレン科モクレン属)
「こぶし」という名前は、花が咲く直前のつぼみの形がにぎりこぶしに似ているとか、
実の形がデコボコでこぶしに似ているから、とさまざまな説があるようです。
このあたりでは、だいたい桜と一緒の時期に咲いていたと思いますが、今年は一足早く咲きました。
白い花びらがとても清楚に見えます。
オオイヌノフグリ (ゴマノハグサ科)
日本では昔から「イヌノフグリ」がありましたが、この「オオイヌノフグリ」はヨーロッパ原産。
花の色や大きさがイヌノフグリとは違いますが、実の付き方が似ているのでこの名前になったようです。
オオイヌノフグリの花は青紫色で、とても可憐な花を咲かせます。
雪がとけて、すこしづつ暖かくなった頃に咲いてきますが、花が小さいので見過ごすかもしれません。
盛岡市内の桜開花宣言から約一週間後、やっと満開となりました。この一週間、ほとんど曇や雨の天気でしたが、4月30日に四十四田ダムには写真のような虹がクッキリと架かりました。
昔、祖母から虹の光が出た所を掘るとお金持ちになれる、と聞いたことがあり、真剣に虹が出るのを待っていた記憶があります。
最近ではゆっくり空や景色を見ることがなくなってしまい、周りの変化にも気付かない事も多々。
視力の為にも時々は立ち止まって景色をみてみる事も必要ですね。(福)
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