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No.44 平成21年11月16日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
TEL 019-643-7972 FAX 019-643-7976
〒020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1番地
四十四田ダム水源地域ビジョン策定に向けたミニシンポジウムが11月1日日曜日滝沢村の岩手産業文化センターにて行われました。
このシンポジウムは、平成17年度に着手した後、堆砂対策の検討等により一時中断した「四十四田ダム水源地域ビジョン策定」の
再開の足掛かりとして開催しました。
当日はあいにくの天気と休日にもかかわらずたくさんの方々に集まっていただきました。主な内容としては、
岩手大学の海田教授と岩手県立大学の豊島教授の基調講演やビジョン策定再開に向けたワークショップが行われました。
シンポジウムの前半の内容は次のとおりです。
海田教授は、
「ダムを活かした地域づくりに向けて」と題して、ダムの大切さや今後の課題などを、ダム周辺・上流の方々全員で考えていく事が必要と
話されました。また、次世代に向けての取組や地域参加型のイベント等の必要性など講演されました。
豊島教授は、
「今、河川で起きていること《流域の視点から》」と題して、和賀川の現状について話されました。また、川の生態系の崩れや、
今後、行政が考えていかなければならない事など、ダム湖下流側から見たお話をされました。
後半では、事務局から過去2度開催されたワークショップの内容の振り返りを行いました。また、
『もう一度水源地域の魅力と課題を掘り起こそう』と題して参加者がグループに分かれてのワークショップが行われ、
ダム湖周辺の活用などについての意見交換が行われました。
最後に、おいしい水の飲み比べの結果発表を行いました。用意された水は、ダム湖周辺4市町村
(盛岡市・滝沢村・八幡平市・岩手町)の水と東京都の水道水です。その結果、八幡平市が14票、岩手町が11票と
ダム上流に水源地のある水が美味しいとの結果となり、岩手の自然が持つ偉大さを実感することができました。
「水源地域ビジョン」は、ダムを活かした水源地域の自立的・持続的な活性化を図り流域内の連携と交流によるバランスのとれた 流域圏の発展を図ることを目的として、ダム水源地域の自治体、住民等がダム事業者・管理者と共同で策定主体となり、 下流の自治体・住民や関係行政機関に参加を呼びかけながら策定する水源地域活性化のための行動計画です。
四十四田発電所見学前に、発電所の職員から説明を受けている様子。 発電所内では、カプラン水車の関心が高かったようです。
監査廊見学前の注意点などの説明を受けている様子。
ダム周辺に住んでいる子供達も多いようでしたが、初めてダムを見学したという子供達も多く勉強になったようでした。
監査廊・四十四田発電所の見学を終えて、ダム天端見学をしている様子。 涼しくなってきていたので、監査廊の中は寒かったようです。
インフルエンザ流行中の為、全員マスク着用での見学会となりました。
この日は人数が多く4班に別れての見学でした。
小雨の中の見学となり残念でしたが、ビデオ上映が面白かったとの感想が多かったです。
日本全体に分布されている植物で、海外ではロシアや東アジアにも分布しています。春に赤い花が咲き、
秋には実(写真右)を割って食べることができます。ナッツの味がし、同種ではヘーゼルナッツ(別名:セイヨウハシバミ)が
あるそうです。
(写真は9月中旬撮影)
写真ではヒレだけが見えていますが、この中には2匹の鮭が泳いでいます。毎年、太平洋から約200キロも川を上ってくる
鮭の力はとてもすごいです。
遡上している鮭の捕獲は絶対してはいけませんので注意しましょう!
(写真は10月初旬撮影)
11月に入り、とうとう初雪・初氷が観測され、本格的な冬がやってくる季節となりました。 県内各地でも白鳥の飛来が確認されています。ここ、四十四田ダムでも白鳥を確認しました。 その他にもサギやカモも見る事ができます。見かけたらそっとしておいてあげましょう。(福)
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