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No.43 平成21年10月5日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
TEL 019-643-7972 FAX 019-643-7976
〒020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1番地
平成21年の上半期は、全国的に日照時間も短く降水量も平年に比べると多くなったようです。
また、東北地方の梅雨明け宣言も行わないと発表されました。これは6年ぶりの事だそうです。
この、上半期の4月〜9月までの当ダムの放流について報告いたします。(下段 グラフ)
第1回目のダム放流の様子
特徴@ 上半期の四十四田ダムの放流は6ヶ月間で9回となりました。
平年に比べ放流回数が多く、同時期としては平成20年度は3回、平成19年度は4回でした。
特徴A 9回の放流の中でも7月19日については出水規模が最も大きくなり、5日間の継続放流となりました。
下表のとおりダムにより下流の流量が約50m3/s分低減しました。7月については、ほぼ毎週のように放流をしていた事になります。
【 洪水期と非洪水期 】
「洪水期」とは7月から9月まで、「非洪水期」は10月から6月までの期間を言います。
洪水期にはダムの水位を上限159m、非洪水期は上限170mに保つようにしています。
この水位を超える恐れがあるときに行われる放流を「水位維持放流」と言います。
【 水位維持放流 】
台風などの大きな洪水に備えて、一定量の放流を行いダムの貯水容量を確保しておく為の放流の事を言います。
8月は学校が夏休みのため地域の子ども会のダム見学がありました。
今年の夏は特別暑いという訳ではありませんでしたが、毎日のようにムシムシしていたので
監査廊内見学で涼しい気分になったのではないでしょうか。
監査廊の入り口で説明を熱心に聞いている様子
ものしり館にてビデオを見ながらダムの勉強をしている様子
四十四田ダム見学では、ダムの天端や監査廊の見学と一緒に四十四田発電所の見学も行っていましたが、 10月から1月までは四十四田発電所の設備更新作業の為、発電所の見学が出来なくなります。
ササクレヒトヨダケ
(ヒトヨダケ科、ヒトヨタケ属)
四十四田ダム周辺にてダム管理員さんがみつけたキノコです。
春から秋にかけて生えるキノコで、日本だけでなく世界的に分布がみられるようです。
このキノコは食用で、食感はマシュマロに似て和洋どちらの料理にも合うそうですが、
状態や時期などは確認した上で調理をした方がよさそうです。
不安な時は専門家やキノコの詳しい人に見てもらいましょう!
秋祭りも終わり涼しくなってきました。春に続いて新型インフルエンザが流行しています。
テレビなどでは、学校の休校や学級閉鎖が毎日のように放送されています。日々の気温の変化が激しいですが、
体調管理に気をつけて手洗いうがいの徹底をはかりましょう。
今年もあと約3ヶ月で終わりです。今年出来ることは年内に進めて来年に持ち越さないようにしたいものです。(福)
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