南部片富士湖だより

No.42 平成21年8月18日発行
北上川ダム統合管理事務所 管理第二課
TEL 019-643-7972 FAX 019-643-7976
〒020-0123 盛岡市下厨川字四十四田1番地



第33回 盛岡・北上川ゴムボート川下り大会

 7月26日日曜日、今年も「盛岡・北上川ゴムボート川下り大会」が行われ、1,168艇のエントリー中、1,128艇が完走しました。 今回は、ギネス世界一記録申請ということで多数の参加がありました。ギネス世界一登録は、早ければ今年の秋ぐらいの予定との事です。 前日までの雨で増水し川は濁っていましたが、当日は天気にも恵まれ無事に大会が終わりました。

出発前の様子

ボートに空気を入れ出発前の確認

スタート直後の様子(四十四田橋)

ゴール地点の様子(開運橋)

北上川流域学実習

 この実習は、7月18日土曜日、岩手大学の学生を対象として、北上川と北上川流域の人々・社会などとの関わり合いについて学ぶ目的で行われました。  岩手県内五大ダム(四十四田ダム・御所ダム・田瀬ダム・湯田ダム・石淵ダム)の防災システム管理を学んだり、ものしり館やダム管理施設・ダム監査廊見学を行いました。  ものしり館ではダムの概要や洪水時の操作等について、ビデオなどを見ながら説明を聞きました。  事務所2階のダム操作室では、操作機器を見ながら放流時の操作方法などの説明後、最後にダム監査廊内部の見学をしました。

学生の皆さんは職員の説明を熱心に聞いています

実際のダム操作機器を見学

監査廊は急な階段から始まります




ゲート点検実施

 ダムのゲートは毎年定期的に保守点検を行っています。写真で大きく口を開けているクレストゲートの点検は、水位の下がっている7月に行うダムの風物詩となっています。 このゲートは3基あり、1基の大きさは、幅9m、高さ13m、重さ約50tと巨大なものです。
この日は、中央のゲートの点検中で、天気もよくゲートの向こう側が綺麗に見えています。 クレストゲートの下側で、決められた貯水位を維持するために放流中のゲートはオリフィスゲートといいます。幅5.5m、高さ5.5m、重さ約20tと、こちらも大きいゲートで2基あります。



 7月に入りなかなか太陽も顔を出さず、雨や曇の日が交互に続きました。
 ダムの流入量が増えてくると、ダムの上流などから木やゴミが一緒に流れてきます。流れ着いた流木などは一度陸上にあげる作業を行い、その後流木とゴミなどへ分別します。流木は乾燥させてから加工し、ペレットストーブの燃料になります。

 一昨年に比べると流木などの量は多くはありませんが、放置したままにしておくとダム湖に設置してある網が流木などで傷ついたり、壊れたりします。そこから流木が流れだし、ダム放流時にゲートの開閉作業ができなくなったりします。 ゲートが完全に閉まらなくなると川の水が増えて洪水の原因になってしまいます。

流れ着いた流木などを網で捕捉しています

捕捉した流木等を除去作業中





編集後記

  写真はダム管理員の方がみつけたカブトムシです。今の時期になると、ダム周辺ではカブトムシやクワガタがよく見つかるそうです。 先日も事務所2階の網戸にクワガタがへばりついていましたが、無事捕獲しました。今だけ見れる自然の動植物が周辺には沢山あります。是非一度探しに来てみてはいかかでしょうか。(福)



Copyright(C) KitakamiRiver Integrated DAM Management office. All Rights Reserved