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10月上旬、四十四田ダム下流でたくさんの鮭を見つけました。
四十四田ダムでは、毎年この時期に鮭が見られるようなのですが、実際に、こんな所まで上ってきた鮭を間近でみると感動します。
ダム完成前の松尾鉱山から流れ出た強酸性の赤い水により、「赤川」・「死の川」と呼ばれていた北上川も、今では鮭が遡上する川となりました。
ダムをも上っていこうとする力強い鮭を見ることができた時は、この「南部片富士湖だより」を書いていてよかったと思いました。
洪水期(7〜9月)が終わるのを待って、 10月から、オリフィスゲートの塗装の塗り替え作業が始まりました。
この作業は、ゲートがサビ等で動かなくなるのを防ぐために行われています。塗装の塗り替えは、サビや古い塗膜を落としてから新しく塗り直します。
11月が終わる頃には、きれいになったオリフィスゲートを見ることができると思います。
今年2月に新庁舎が完成し、現在、新庁舎で業務が行われています。旧庁舎を見ながら過ごしてきましたが、9月下旬、とうとう旧庁舎の取り壊し作業が始まりました。
昭和50年(一部昭和43年)に完成した旧庁舎ですが、阪神・淡路大震災を受け、大規模災害時においても、ダムの管理機能を維持し、かつ、防災拠点としての機能を担うため、新庁舎が建設されました。
旧庁舎は取り壊されますが、今まで同様、職員一同、ダムの安全管理に努めていきます。
今まで全く気がつきませんでしたが、ものしり館・庁舎入り口前の砂利道に、ミニトマトが生っているのを見つけました。なぜこんな所にミニトマトが根付いているのか分かりませんが、実が生っているのは確かです。
私は、そこに赤く実ったミニトマトを、取って食べる勇気がありませんでしたが、食べられるのか、おいしいのか、とても気になります。
旧庁舎解体に伴い、いずれこのミニトマトも無くなってしまうと思いますが、砂利道に生るミニトマトを皆さんもぜひ見てください。
9月中旬、ダム湖に生息する魚を調査するため、ダム湖の4カ所に「めばるかご」を設置しました。
初め、エサを入れずに仕掛けましたが、案の定、魚は一匹も掛かっていませんでした。
その後エサを入れ、何回かの捕獲作戦の結果、コイ、ハヤ、ブラックバスなどが掛かりました。(なお、ブラックバス以外の魚はリリースします。)
四十四田ダム湖からのブラックバス駆除を目指し、職員の奮闘は続きます。
10月某日、ダム湖ゲート近くで、10羽のカルガモが泳いでいるのを見かけました。こんなにたくさんのカルガモがダム湖にいるのを見たのは初めてだったので写真を撮りました。
下の写真は9月にダム周辺で撮ったクリの写真です。まだ青かったので、茶色に色づく頃にまた撮りにこようと思ったのですが、次に来たときには既に茶色になり、中身の栗も取られてしまったあとでした。
各地で紅葉が見頃を迎えていますが、ここ四十四田ダムの湖面に映る紅葉も風情があります。
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