RCD工法と巡航RCD工法の違い

RCD工法 −外部コンクリート先行打設−
< 外部コンクリート先行打設の施工状況 >
 外部コンクリートと内部(RCD)コンクリートの打継ぎ時間規制※により、相互の一体化を確保しながら打設を進めるため、 1回の打設区画の広さが制限されます。また1、回の打設区画の打ち止め時には、打ち止め型枠が必要となります。
打継ぎ時間規制とは、外部コンクリートと内部(RCD)コンクリートを4時間以内に一体化させなければいけない時間の制約のことです。
 
巡航RCD工法 −内部(RCD)コンクリート先行打設−
< 内部(RCD)コンクリート先行打設の施工状況 >
 内部(RCD)コンクリートと外部コンクリートの打継ぎ時間規制(4時間以内)がなく、 専用の締め固め機械を用いることで内部(RCD)コンクリートと外部コンクリートを分離して施工することができます。
 また、打ち止め型枠を用いずに内部(RCD)コンクリートの打ち止めが可能なため、 打ち止め型枠設置に伴う施工の煩雑さが解消され、打設効率が向上します。
※ 内部(RCD)コンクリートと外部コンクリートの一体化を確保するための打継ぎ時間は96時間まで可能であることを、 試験施工により確認しています。