植物(ホソバツルリンドウ)の生育場所への影響の回避とは?

 津軽ダム建設に関わる工事用道路の工事を行う際に、工事箇所に希少なホソバツルリンドウが生育していました。 ホソバツルリンドウは土中の菌根菌という菌類と共生関係にある ※ ため、移植することは難しいことから、ホソバツルリンドウの生育地へ与える影響を回避するために、道路の線形の見直しを行いました。
※ホソバツルリンドウは菌根菌より無機物等を受け取り、菌類はホソバツルリンドウから
有機物を受け取って、お互いに共生している。
≪ホソバツルリンドウ生育地への影響回避のイメージ図≫
≪ホソバツルリンドウ≫  
【分布】
 北海道、本州、四国に分布します。青森県内では、全域に見られますが希少な植物で、林縁や藪などで散発的に見られます。
【一般生態】
 山地に生える多年生のつる草です。花期は9〜10月です。
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