当市のまちなか居住に対する施策ということですが、当市に来られる方には、まだ八戸市の中心市街地は地方都市の中では良い方だと言われるのですが、中心市街地の商業者の方々が言うには、いつ潰れてもおかしくない、なんとか店を開けている状態とのことです。
市といたしましても、商工会議所と連携して都心地区再生プロジェクト事業を進めているところです。
その中の施策の一つにまちなか居住の推進ということで、現在まちづくり交付金を利用した優良建築物等整備事業を平成17年度から始めようとしています。ですが、当市の状況は郊外開発圧力が意外と強く、また青森市や盛岡市のようにマンションの需要が高くありません。郊外一戸建て住宅の需要の方が高く、業者の話によれば中心市街地にマンションを作ったとしても、完売することがかなり難しいとのことでした。3年ほど前に中心市街地の周辺にマンションが1軒建ったのですが、かなりダンピングして完売させた経緯があるようです。まちなか居住を推進して中心市街地にまず住み続けてもらえればいいなと思っているのですが、なかなか類似他都市のようにマンションは建ちません。
また、まちなか居住を進めていく上で、都市政策課としてはハード部門を担当しているのですが、ハードにソフトがついてくるというのはなかなかないと思いますし、どちらかと言うと文化的な要素に人や物が集まってくるという考え方の方が自然ではないかと思っています。 |