テーマ:まちなか居住推進の課題

まちなかの魅力の維持・向上

■都市機能の維持・向上
中心市街地には病院や商店街が無いような状況にあり、仙石線等の公共交通はあるが、公営住宅等をまちなかを整備するのは難しい。 石巻市
中心市街地の基本となる商業地に居住地を求めた場合、中心市街地で享受できる機能とが維持された上でまちなか居住が進められるかが重要である。まちなか居住は単に人が入り込むということではないと考える。 秋田県
まちなか居住を進めるためには、駅周辺の土地利用を検討するとともに、商店街や市民の方々の意識を高めて、駅前に人を誘導し、魅力を高めていくことが必要である。 郡山市

■生活文化の発信
生活文化を発信していくことが重要である。その際、難しい芸術を求めるのではなく、誰でも発進できる場と仕掛けをつくることが必要である。 野島先生

マンションの建設と地域づくり

■マンション問題
マンションの建設により景観の問題や近所づきあいの問題が発生するので、昔から地域に住んでいる人は、マンションアレルギーをもっている。 盛岡市

■ルールづくり
マンションの景観の問題については「どこまでだったら許せるのか」という線を住民の中で考えていく必要がある。 中村先生
今後は景観法と連動し、地域で景観対策、ルールをつくっていくことが重要である。 北原先生
まちなかの住宅地のプロトタイプを決めて、景観像や近所づきあいのかたちを含めたモデルをボトムアップ的につくっていくことが必要である。 野嶋先生

■マンション建設業者と地域の役割
マンションの建設業者と敵対するのではなく、その動きに対して商店街等が連動し、カバーしていくことは、地域の責任であり、それがパートナーシップだと考える。 北原先生
マンションの建設業者はコミュニティスペースを確保していく意識も必要である。 野嶋先生

多世代混住(ミックス居住)の推進

■高齢者と若い世代のミックス居住
マンションの建設が増えてきているが、昔から住んでいる人は、マンションに対してアレルギーのようなものがあって、景観やコミュニティ、町内会などの活動にマンションの人は参加してくれないという課題が出されている。 盛岡市

■高齢者の支援
子育て世代がワーカーズとして高齢者の支援をするコミュニティビジネスのようなものを積極的に位置づけていくこと重要である。 野嶋先生

■家族型と単身型
高齢者と若い世代のミックス居住を進めるためには、まず若い世代とは子育ての家族型と単身型の二通りあるということをきちんと想定する必要がある。それぞれのニーズを考えながら、既存の住宅ストックを上手く利用する仕組みが必要である。 中村先生

■公共住宅
公共住宅の政策は高齢者以外を対象としていないので、若年の単身者の居住に対しても考えていく必要がある。 北原先生

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