まちなか居住と郊外居住の両立 |
■郊外住宅の需要 |
まちなかに借上げ公営住宅ができるように条例を改正していますが、郊外の開発圧力が依然として強く、まちなかのマンションの需要は低い状況にある。 | 八戸市 |
昭和40、50年代の郊外に広がった住宅の居住者が高齢化し、小学校も減り、空き家となるケースが出てくるだろう。 | 北原先生 |
郊外部の住宅需要が減ってくるから何もしないのでは、まちなかに移り住む資金のない人たちは取り残され、暮らしていけないのではないか。 | 滝沢村 |
■郊外住宅の中古市場の必要性 |
これから発生するであろう郊外の空き家とまちなかの住宅供給を交換するような関係、メカニズムを考える必要がある。 | 北原先生 |
東北の中古住宅市場のなかで、特に賃貸市場が非常に弱いので、ライフステージごとに住み替えできるような賃貸市場を郊外とまちなかで交換していくことが必要である。 | |
まちなか居住を進める際は、郊外部の今住んでいる住宅が中古住宅として売れることが前提としてある。 | 滝沢村 |
中古市場を確立していくためには、住宅としてのニーズだけでなく、コミュニティビジネスなど他用途の中のニーズを掘り起こしていくことが重要である。そのためには法規制の緩和による誘導方策の検討も必要である。 | 中村先生 |
■まちなかと郊外の捉え方 |
鶴岡市の場合、まちなかとその近郊部は密接な関係をもった住み替えをしている。中心部をひとつとして捉えるのではなく、中心部と郊外部がそれぞれ6つのエリアに分かれていて、それらが関係を持っている状況なので、「中心VS郊外」ではなく調和を考えていくことが重要である。 | 中村先生 |
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