緊急情報/防災情報 |
平成20年7月12日 12時30分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (警戒体制)岩手県内陸南部を 震源とする地震災害について(第43報) |
平成20年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害対策について、本日の対応状況をお知らせします。 被災地周辺では、昨夜からまとまった降雨が観測されたため、市野々原地区及び産女川地区において、24時間体制で現地の状況を監視しておりましたが、これまでに異常は見られていません。また、本日、午前中に、ヘリコプターによる調査を実施しましたが、土石流等の発生は確認されていません。 なお、今後も現地状況の監視を継続するとともに、関係機関と連携しながら、災害復旧の早期進捗を図って参ります。 |
1.一関市厳美町本寺地点の雨量 ・昨日(11日)、午後9時頃から雨が降り始め、本日 (12日)、午前3時までの総雨量は61mmを観測。 2.市野々原地区の状況 ・河道閉塞(天然ダム)の状況に異常は見られておりませ ん。 ・本日、午前5時にピーク水位を記録。 ※本日(5時)の水位状況:昨日(12時)より1.3 m上昇 現在は、ピーク(5時)より約40cm低下 ※河道閉塞(天然ダム)による湛水位と背後地(水田等) の地盤高との比高差は約7.8m 3.産女川地区の状況 ・土石流の発生など、産女川の状況に異常は見られており ません。 4.本日の作業状況 ○市野々原地区 ・各種観測機器により河道閉塞(天然ダム)の状態監視を継 続中。 ※移動杭6基、ワイヤーセンサー2基、水位計2基、監 視カメラ3基 ○産女川地区 ・各種観測機器により産女川の状態監視を継続中。 ※ワイヤーセンサー3基、雨量計1基、監視カメラ1基 5.明日の予定 ○市野々原地区 ・各種観測機器により、河道閉塞(天然ダム)箇所周辺の状 態監視を継続。 ○産女川地区 ・降雨により中止していた、工事用道路(林道)斜面の落石 防護柵設置作業、及び除石工を再開する予定。 ・各種観測機器により産女川の状態監視(土石流の監視)を 継続。 6.岩手河川国道事務所の体制 ・警戒体制(河川) 7.注意事項 ・危険であるため、工事現場への立ち入りは禁止しており ます。(万一、事故が発生した場合、工事が停止してし まいます。ご協力願います。) ・一関市災害対策本部より「警戒区域」への立ち入りを許 可された場合でも、工事現場への立ち入りは禁止ですの で、十分留意願います。 8.その他 ・現時点では、現地状況に異常は見られませんが、今後も 気象情報や防災情報に 注意してください。 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 TEL:019−624−3166 調査第一課長 若公 崇敏(内線351) |