緊急情報/防災情報 |
平成20年7月9日 19時00分 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 |
【砂防防災情報】 (非常体制)岩手県内陸南部を 震源とする地震災害について(第41報) |
平成20年6月14日の「岩手・宮城内陸地震」に伴う土砂災害対策について、本日の対応状況をお知らせいたします。 市野々原地区では、抜本的な復旧計画の早期作成に向けて地盤調査等を継続実施しております。 産女川地区では、除石工のほか落石防護柵の設置作業等を継続実施しております。 なお、現地では、これまでに異常は見られておりません。 |
1.市野々原地区の状況 ・河道閉塞(天然ダム)の状況に異常は見られておりません。 ・昨日17時からの水位変化は、以下のとおりとなっています。 ※本日の水位状況(17時現在):昨日夕方(17時)より2 cm低下 ※河道閉塞(天然ダム)による湛水位と背後地(水田等)の地盤 高との比高差は約8.6m 2.産女川地区の状況 ・土石流の発生など、産女川の状況に異常は見られておりませ ん。 3.本日の作業状況 ○市野々原地区 ・河道閉塞(天然ダム)箇所周辺にて、地盤調査(ボーリング調査) を継続。 ・各種観測機器により河道閉塞(天然ダム)の状態監視を継続中。 ※移動杭6基、ワイヤーセンサー2基、水位計2基、監視カメ ラ4基 ○産女川地区 ・工事用道路として使用している林道斜面の落石防護柵設置作業 等を継続。 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石工を継続。 ・各種観測機器により産女川の状態監視を継続中。 ※ワイヤーセンサー3基、雨量計1基、監視カメラ1基 4.明日の予定 ○市野々原地区 ・本格的な復旧計画を作成するため、地盤調査(ボーリング調査) を継続。 ・各種観測機器により、河道閉塞(天然ダム)箇所周辺の状態監視 を継続。 ○産女川地区 ・工事用道路(林道)斜面の落石防護柵設置作業等を継続。 ・竜ノ口砂防えん堤においては、除石工を継続。 ・各種観測機器により産女川の状態監視(土石流の監視)を継続。 ○夕方16:00より、一関市役所(2階全員協議会室)にて記者会見 を行います。 ・国土交通省の専門家より、産女川の調査結果と安全性に関する 所見等を説明。 ・当事務所より、これまでの土砂災害対策及び監視体制等を説 明。 5.岩手河川国道事務所の体制 ・非常体制(河川) 6.注意事項 ・危険であるため、工事現場への立ち入りは禁止しております。 (万一、事故が発生した場合、工事が停止してしまいます。ご 協力願います。) ・一関市災害対策本部より「警戒区域」への立ち入りを許可され た場合でも、工事現場への立ち入りは禁止ですので、十分留意 願います。 7.その他 ・仙台管区気象台、秋田地方気象台、盛岡地方気象台より、17 時30分に発表された「災害時気象支援資料」によると、被災 地周辺では明日午後より雨の降 るところが多くなるとのこと です。 ・現時点では、現地状況に異常は見られませんが、今後も気象情 報や防災情報に注意してください。 〈発表記者会:岩手県政記者クラブ〉 |
問い合わせ先 |
東北地方整備局 岩手河川国道事務所 TEL:019−624−3179 計画課長 奥山 吉徳 (261) |