【防災情報】胆沢ダム工事事務所　地震対応

【防災情報】胆沢ダム工事事務所　地震対応（第８報）

H20.6.14 8:43発生「岩手・宮城内陸地震」に関する胆沢ダム工事事務所の対応について

平成２０年６月１４日８時４３分に発生した「岩手・宮城内陸地震」により、胆沢ダム工事事務所では所管施設の点検を実施し、緊急を要する復旧箇所は確認されませんでしたので、６月１６日１９：３０より非常体制から警戒体制へ切り替え引き続き警戒にあたっています。
　この地震による付替国道３９７号のうち被災が確認された箇所について「道路災害発生時等における業務支援に関する協定」に基づき(財)道路保全技術センターへ支援要請を行い、学識経験者・専門家による現地点検を行いました。
　その結果、今回点検を行った箇所については、調査した時点において早急な対応を必要とするような箇所はなく、当面応急対策で復旧可能との報告を受けています。
　今後、供用区間については道路管理者と協議し応急対策工法を検討するとともに、未供用区間の復旧に向けた詳細な調査・点検を実施することとしております。

【協定内容】
　　　道路構造物や地形・地質の専門分野を十分熟知した学識経験者等により、道路の被災箇所のう
　　　ち重大な被害の恐れがあると判断される所について、その対策に関する留意事項や点検方法等
　　　を専門的観点から経年的にわたり助言をいただくことにより、地域の災害特性に応じたより適
　　　切な防災対策を推進することを目的とする協定。

現地調査メンバー

・橋梁関係　
　元東北大学教授　藤原　稔・東北大学教授　鈴木　基行・東北大学准教授　久田　真

・斜面関係
　東北大学教授　　京谷　孝史

監視状況
　　・胆沢ダム堤体右岸上流部の自然斜面法崩れにより、一時的に埋塞した下段仮排水
　　　トンネル呑口の監視を継続中（トンネル排水回復済み）。
　　　なお、光ケーブル復旧に伴い現在はカメラにより監視を行っています。

＜発表記者会：奥州市政記者クラブ、日刊岩手建設工業新聞、建設新聞社＞