2007/06/29 16:30【防災情報】最上川ダム統合管理事務所前線に伴う低気圧による降雨によるダム出水情報（第４報）

　梅雨前線に伴う低気圧により、最上川ダム統合管理事務所所管ダムの上流で連続して降雨が観測され、寒河江ダム・白川ダムの流入量が増加していることから、最上川ダム統合管理事務所では、災害対策支部運営要領(案)に基づき、６月29日９時10分に災害対策体制の注意体制に入り出水対応を行っています。
　寒河江ダムでは16時10分にダム流入量が洪水量の200m3/sを下回ったことから、災害対策支部を警戒体制から注意体制に移行しました。

１．出水の概要
　　　寒河江ダムでは、６月29日、低気圧による前線からの流域への降雨により、ダム上流からの流入量が増加したことから、最上川ダム統合管理事務所では、29日11時30分に寒河江ダムの流入量が洪水量の200m3/sを超えたことから、災害対策支部を警戒体制に移行し洪水調節を行ってましたが、寒河江ダムの流入量が洪水量の200m3/sを下回り、今後も増加の見込みがないことから、29日16時30分に災害対策支部を警戒体制から注意体制に移行しました。

２．最上川ダム統合管理事務所管内各ダムの状況
　　６月29日　16時30分現在の各ダムの状況は次のとおりです。
　　　　　　　　流域平均累加雨量　　ダム流入量　ダム全放流量
　　寒河江ダム　89.1㎜(28日４時～)　 181.11m3/s　　196.52m3/s
　　白川ダム　　69.0㎜(28日２時～)　 131.74m3/s　 140.16m3/s

３．今後の見通し
　　　貯水位維持のため、各ダムでは流入量により、徐々にダムからの放流量を減少させていきますが、下流の河川では水位が変動する恐れがありますので、今後の情報にも注意してください。

　国土交通省　川の防災情報