緊急情報/防災情報 |
平成18年8月30日 13時00分 |
北上川水系水質汚濁対策連絡協議会 事務局 岩手河川国道事務所 北上川ダム統合管理事務所 |
2006/08/30 13:00【緊急情報】北上川ダム統合管理事務所 水質事故情報 雫石川(御所湖)で発生した魚のへい死について(終報) |
8月24日(木)に御所湖(御所ダム)で発生した魚のへい死について、29日(火)までの湖面巡視の結果、総計約420匹の魚のへい死を確認し、回収しています。 独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所による魚の検体分析の結果では、コイヘルペスウイルス(KHV)病については、陰性と判断されました。 これまでの水質分析の結果、人体に影響する物質等は検出されず、現状では魚のへい死が終息していることから、今後の水利用等への被害拡大の恐れはないと判断し、情報提供を終了します。 (ダム管理者としては、引き続き監視を続けていきます。) |
1.発生日時 8月24日(木)16時30分頃 2.発生場所 24日に繋大橋上流漕艇場付近で、コイと思われる魚がへい死しているのを確認。 以降、29日までに御所湖で約420匹の魚のへい死を確認し、回収した。 3.原 因 独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所による分析の結果、KHV病につ いては陰性と診断されました。 結果として、今回のコイ等大量へい死に関しては、原因の特定が困難となりまし た。 岩手県水産振興課によると、現状でKHV病以外の魚病の特定は困難であり、魚 病以外の要因として、大雨に伴う濁水の流入による一時的な環境の悪化が影響し た可能性等も考えられるとのことです。 4.経 過 ・貯水池内から採水した水質分析の結果、人体に影響する物質等は検出されていない。 ・北上川水系水質汚濁対策連絡協議会と連携し、関係機関の協力のもと、上流・下流の河川巡 視を実施した結果、現時点では上下流の河川では異常はない。 ・魚の分析結果からもKHV病については陰性と診断された。 ・24日から29日にかけて湖面巡視を行い、魚の死骸の回収を実施しましたが、現時点で魚 のへい死は終息している。 5.今後の対応について 上記4の状況から、今後、水利用等への被害拡大の恐れはないと判断し、情報提供を終了い たします。 なお、ダム管理者による湖面巡視は今後も継続しますが、御所湖、上下流河川及び周辺の沼 や池で、魚のへい死の情報があった場合、下記の問合わせ先、又は岩手県農林水産部水産振興 課(TEL019−629−5818)へ情報提供願います。 ※発表記者会:岩手県政記者クラブ |
問い合わせ先 |
国土交通省 東北地方整備局 北上川ダム統合管理事務所 管理第一課長 小 松 洋 亮(内線331) TEL 019−643−7971 北上川水系水質汚濁対策連絡協議会 事務局 国土交通省 東北地方整備局 岩手河川国道事務所 河川管理課長 武田 正克(内線331) TEL 019−624−3131 |