記者発表資料 |
平成18年6月15日 14時00分 |
北上川ダム統合管理事務所 |
2006/06/15 14:00【洪水演習】北上川ダム統合管理事務所 (第2報) |
台風99号の降雨による出水が続いています。 四十四田ダム、御所ダム、田瀬ダム、湯田ダム、石淵ダムにおける今回の出水の規模は、ダム計画上想定した規模を上回る規模と考えられます。このまま洪水調節操作を継続するとダムの洪水調節容量を上回る(ダムが溢れる)ことが予想されます。このため、 四十四田ダムでは15時20分頃より、 御所ダムでは15時40分頃より、 田瀬ダムでは15時00分頃より、 湯田ダムでは14時40分頃より、 石淵ではダム15時20分頃より、 それぞれのダム操作が「計画規模を超える異常洪水時の操作」に移行します。「計画規模を超える異常洪水時の操作」への移行に伴い、ダムの放流量はダム流入量相当まで急激に増加し、これによりダム下流河川及び北上川本川では水位が急激に上昇し、氾濫・浸水のおそれがありますので、沿川地域では厳重な警戒が必要です。 こうした「計画規模を超える異常洪水時の操作」に関する説明として、記者発表を北上川ダム統合管理事務所会議室において本日14時30分より開催いたします。 |
1.各ダムの操作状況 所管ダムの14時00分現在の状況は次のとおりです。 ダムの 平成18年6月15日14時現在 満水位 ダム水位 ダム流入量 ダム放流量 (m) (m) (m3/s) (m3/s) 四十四田ダム 171.0 167.68 1,948 697 (1,350) 御所ダム 182.0 179.07 3,331 1,198 (2,450) 田瀬ダム 215.0 211.53 1,755 500 (2,700) 湯田ダム 239.0 235.86 2,532 399 (2,200) 石淵ダム 318.0 314.91 1,048 673 (1,200) ※ダム流入量の( )書きはダム計画上の最大流入量 ※上記の各数値は速報値です。 2.北上川ダム統合管理事務所の災害対策体制 6月15日 8時50分 洪水注意体制を発令 6月15日 9時10分 洪水注意体制を洪水警戒体制に移行 6月15日 11時10分 洪水警戒体制を洪水非常体制に移行 (15日14時00分現在、非常体制を継続中) 3.今後の見通し 大規模な出水が続いています。ダム下流河川においては今後なお水位上昇が予想されます。特に四十四田ダム下流の北上川本川、御所ダム下流の雫石川、田瀬ダム下流の猿ヶ石川、湯田ダム下流の和賀川、石淵ダム下流の胆沢川においては、「計画規模を超える異常洪水時の操作」への移行に伴い、急激な水位上昇が考えられ、厳重な警戒が必要です。 ※ダムに関する情報につきましては、当事務所のホームページでご覧頂けます。 ホームページURL http://www.thr.mlit.go.jp/kitakato/ |
問い合わせ先 |
国土交通省 北上川ダム統合管理事務所 副所長(技術) 柏谷 稔 管理第一課長 小松 洋亮 019−643−7831 |